営業利益76%増で過去最高 2022年3月期1四半期決算 デンカ2021年8月16日
デンカは8月6日、2022年3月期第1四半期決算短信を発表した。
売上高は867億2700万円と前年同期に比べ104億9400万円(13.8%)の増収。営業利益は、同33億4500万円増、76.0%増の77億4800万円となり、第1四半期連結累計期間として過去最高となった。また、経常利益は、同25億1000万円増、50.1%増で75億2100万円、親会社株主に帰属する四半期純利益は、同19億66百万円増、46.9%増で61億5600万円(前年同期比益)だった。
部門別の内容は次のとおり。
◎電子・先端プロダクツ部門
売上高は209億6800万円で前年同期比38億7900万円増の22.7%増。営業利益は43億6400万円と前年同期に比べ15億7700万円(56.6%)の増益となった。球状アルミナや高純度導電性カーボンブラックはxEV関連を中心に販売が伸長。また、電子部品・半導体
関連分野向け高機能フィルムや球状溶融シリカフィラーは5G関連やデータセンターなどの世界的な需要の拡大により好調に推移した。このほか、LED用サイアロン蛍光体"アロンブライト"や自動車産業用向けの金属アルミ基板ヒットプレート、工業用テープの販売も増加したが、高信頼性放熱プレート"アルシンク"や高熱伝導性セラミックス基板"ANプレート"は電鉄向けの需要が低調だった。
◎ライフイノベーション部門
売上高は59億6900万円で前年同期比6億9400万円増の13.2%増。営業利益は3億3300万円と前年同期に比べ3億2百万円(999.7%)の増益となった。新型コロナウイルスの抗原迅速診断キット「クイックナビ -COVID19 Ag」は順調な販売となり、その他の試薬についても販売数量が増加した。
◎エラストマー・インフラソリューション部門
売上高は245億5400万円で前年同期比47億5400万円増、24.0%増。営業利益は5200万円と前年同期に比べ1億98百万円(78.9%)の減益となった。クロロプレンゴムは、前年は感染症拡大による世界経済低迷の影響を大きく受けたが、自動車など関連産業の生産活動再開とともに回復に転じ、前年を上回った。また、肥料や農業・土木用途向けのコルゲート管、耐火物・鉄鋼用材料の販売の販売も堅調となったが、セメントや特殊混和材の販売は前年を下回った。
◎ポリマーソリューション部門
売上高は、原材料価格の上昇に応じた販売価格の見直しもあり、317億5100万円で前年同期比64億100万円増の25.3%増。営業利益は25億6600万円と前年同期に比べ12億5000万円(95.1%)の増益となった。ABS樹脂、デンカシンガポール社のMS樹脂やスチレンモノマーの販売は堅調に推移。また、合繊かつら用原糸「トヨカロン」は需要の回復により前年を上回り、雨どいや食品包材用シートおよびその加工品の販売も概ね順調だった。
◎その他部門
売上高は34億8400万円で前年同期比52億3600万円減の60.0%減。営業利益は4億3700万円で前年同期は4600万円の営業損失となった。YKアクロス株式会社等の商社は、需要の回復により取扱高は増加したが、収益認識に関する会計基準の適用により減収となった。
重要な記事
最新の記事
-
【注意報】普通期水稲に紋枯病 県下全域で多発のおそれ 宮崎県2025年8月5日
-
【注意報】普通期水稲に斑点米カメムシ類 県内全域で多発のおそれ 大分県2025年8月5日
-
【注意報】大豆、野菜類などにハスモンヨトウ 県下全域で多発のおそれ 岐阜県2025年8月5日
-
【注意報】ダイズ、野菜類、花き類にシロイチモジヨトウ 県内全域で多発のおそれ 愛知県2025年8月5日
-
主食用米の需給見通しとはいったい何なのか?【熊野孝文・米マーケット情報】2025年8月5日
-
AKB48が「ニッポンエール」商品を紹介 SNSショート動画配信開始 JA全農2025年8月5日
-
「人権方針」「役職員行動規範」を公開 サステナビリティ経営を深化 JA三井リース2025年8月5日
-
日本の伝統食品「麹」を応用 タンパク質増産技術を開発 農研機構2025年8月5日
-
植物は「危険サイン」で寄生線虫を察知 糸状菌や昆虫も同じ仕組みで認識か 理研×農研機構×JST2025年8月5日
-
アフリカとのビジネス交流促進「TICAD Business Expo&Conference」初出展 ヤンマー2025年8月5日
-
【訃報】マルトモ相談役 明関和雄氏 3日に96歳で死去2025年8月5日
-
毎年大好評「メイトーの北海道かぼちゃプリン」期間限定で発売 協同乳業2025年8月5日
-
福岡なか支部の全車両でEV化を実現 グリーンコープ共同体2025年8月5日
-
被爆・戦後80年を子どもの視点で発信「子ども平和新聞」発行 パルシステム千葉2025年8月5日
-
中古農機具専門店「農機具王」29店舗でサマーセール開催中2025年8月5日
-
棚田の「今」作品募集「棚田フォトコンテスト」開催 ヤマタネ2025年8月5日
-
先着100台限定「FJD AT2」農機自動操舵システムお試しキャンペーン実施中2025年8月5日
-
精米の安定供給へ ナカムラ米販を完全子会社化 ベルク2025年8月5日
-
国産米粉100%「おこめパン」定期便サービス開始 タイナイ2025年8月5日
-
宮本亞門の映像作品など ひきこもり当事者の思い伝える作品展を公開 パルシステム2025年8月5日