今夏とれたての国産ホップ仕込み 数量限定ビール発売 サンクトガーレン2021年8月30日
クラフトビールメーカー「サンクトガーレン」(神奈川県厚木市)は8月27日、山梨県北杜市で8月1日に収穫した“かいこがね”ホップを使ったビール「FRESH HOP IPA(フレッシュ ホップ アイピーエー)」を数量限定で発売した。
ホップはビールの主原料で、主に香りと苦味のもとになる。通常、ビールに使うホップは夏に収穫したものを長期保存できるように乾燥処理したもので、1年中安定した品質のホップを使うために乾燥処理は欠かせまないが、その工程で香りの成分が揮発することも避けられない。
そこで、「FRESH HOP IPA」には、何の成分も失われていない摘みたてホップをそのまま使用。北杜市で8月1日に収穫した"かいこがね"ホップを、すぐ神奈川の工場に持ち帰って醸造した。初回のホップ投入は収穫から24時間以内に行われている。
かいこがね(甲斐黄金)ホップは農林水産省に品種登録された国産ホップの第1号。北杜市生まれのホップで、昭和初期は市内800軒の農家が栽培していたが、今ではほんの数軒しか栽培していない。生育段階の一時期に葉が黄金色になることから、この名前がついたと言われ、フローラルな柑橘の香りが特徴。今年は暑さのためにホップの生育・収穫が早まったが、1粒1粒がふっくら大きく約140キロの収量があった。ビールの発売自体も例年より1週間程度早くなっている。
ホップの収穫風景(北杜市)
「FRESH HOP IPA」は、醸造工程で4回のホップを投入し、さらに二次発酵中に2回のドライホップを施している。通常のビールの約2倍にあたる7回のホップ投入を経て完成したビールは、栓を開けてグラスに注ぐと、まるでホップ畑の中にいるような青々としたグラッシーな風味が広がる。
ホップの香りを存分に楽しめるよう、糖度は極限までドライに仕上げたBrut IPA(ブリュットアイピーエー)スタイルで、苦味は控えめ。青々とした柑橘を思わせるホップフレーバーだけをビールに凝縮させ、ドライな飲み口とホップ感は "ホップのシャンパン"のようなビールに仕上がっている。「FRESH HOP IPA」は330mlで506円(税込)。
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