培養肉開発の米スタートアップ企業へ投資 Future Food Fund2021年9月2日
オイシックス・ラ・大地が投資子会社Future Food Fundを通じて運営するCVCファンド「Future Food Fund」は7月30日、培養肉開発の米スタートアップ企業Cultured Decadence Inc(米ウィスコンシン州)に投資した。
代替タンパク質の全体市場は、米国ではプラントベースのビヨンドミート社、インポッシブルフーズ社が牽引し、大きく拡大。日本国内でも、コロナ禍における健康志向、また環境に対する意識の高まりから、植物肉は一定の市場規模になることが想定されている。
特に昨今の環境意識の高まりから、既存の畜産は様々な制約から需要量を落としていくことが予想されている一方、発展途上国では経済成長にともない、畜肉供給量が増加している。そのため、代替タンパク質は、プラントベースと並行して、培養肉の生産に乗り出すスタートアップ企業も増えており、コストの抑制と規制緩和が進むと培養肉についても一定の市場規模になると想定される。
CD社は、アメリカに本拠地を置くフードテックのスタートアップ企業でロブスターやカニなどの甲殻類の可食部位培養技術が主力事業。水産品の多くも気候変動による海水温の上昇による減漁や水産養殖による環境負荷など、将来安定した供給が難しくなる可能性が高く食肉事業と近い課題がある。Future Food Fundは、今回の投資により安全性の高い培養肉の研究となるようにリードし、より良い未来の食生活の実現をめざす。
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