福祉施設で栽培のトマト使用 学生がオリジナルビール開発 千葉商科大学2021年10月8日
千葉商科大学(CUC)の勅使河原隆行教授ゼミナールは10月18日、地域活性化に貢献するために開発したオリジナルクラフトビール「ルビール」を千葉県市川市内の酒店4店舗で販売を開始する。
CUCオリジナルクラフトビール「ルビール」
同ゼミは、地域活性化や復興支援をテーマに、ソーシャルワークの視点を踏まえた商品開発などの活動を行っている。「ルビール」は、原料に千葉県内の障害者福祉施設、佑啓会ふる里学舎蔵波で栽培しているトマトを使用。障がい者が生産に関わる野菜の販路拡大により、食品ロス対策につながり、農福連携を後押しする。
「ルビール」は、果実のようにフルーティな香りのビールで、丸ごと潰したトマトを入れて醸造しているため、小さな果肉が入っている。トマトの青みを感じる味わいは、口当たりさわやかですっきり。苦みが少なく、普段ビールを飲まない人方でも飲みやすい仕上がりになっている。開発にあたっては、コンセプト決めから、使う野菜の選定、ビール工房や福祉施設・販売先との交渉からラベルデザインに至るまで、同ゼミ3・4年生の計38人が関わった。
トマトの花言葉でもある「感謝」を開発テーマに、商品名の「ルビール」は、トマトの赤を愛の象徴である宝石ルビーに見立て、コロナ禍で改めて気づいた愛や感謝の気持ちを表現している。初回は小ロットで150本の生産となるが、販売実績に応じて徐々に生産量を増やすことを検討。今後は、野菜以外にも季節ごとに新しい味のビールを開発予定。330ml瓶で630円(税込)。
重要な記事
最新の記事
-
【注意報】水稲の斑点米カメムシ類 県内全域で多発のおそれ 山口県2025年7月8日
-
なぜ米がないのか? なぜ誰も怒らないのか? 令和の米騒動を考える2025年7月8日
-
2025参院選 各党に聞く「米・農政・JA」 【立憲民主党】「食農支払」で農地と農業者を守る 野田佳彦代表2025年7月8日
-
2025参院選 各党に聞く「米・農政・JA」 【自由民主党】別枠予算で農業を成長産業に 宮下一郎総合農林政策調査会長2025年7月8日
-
2025参院選 各党に聞く「米・農政・JA」 【日本共産党】価格保障・所得補償で家族農業守る 田村貴昭衆議院議員2025年7月8日
-
2025参院選 各党に聞く「米・農政・JA」 【れいわ新選組】農業予算倍増で所得補償・備蓄増を やはた愛議員2025年7月8日
-
【第46回農協人文化賞】集落と農地 地域の要 営農事業部門・広島市農協組合長、広島県農協中央会会長 吉川清二氏2025年7月8日
-
【第46回農協人文化賞】若者を育てる農協に 営農事業部門・北海道農協中央会前会長、常呂町農協前会長 小野寺俊幸氏2025年7月8日
-
小泉農相 随契米放出に「政策効果」 市場落ち着けば備蓄水準戻す2025年7月8日
-
トランプ政権の移民摘発 収穫できず腐る野菜「農家に大きな打撃」2025年7月8日
-
【第46回農協人文化賞】常に農協、農家のため 営農事業部門・全農鳥取県本部上席主管 尾崎博章氏2025年7月8日
-
150年間受渡し不履行がなかった堂島米市場【熊野孝文・米マーケット情報】2025年7月8日
-
2025参院選・各党の農政公約まとめ2025年7月8日
-
米価 6週連続低下 3600円台に2025年7月8日
-
【JA人事】JA秋田しんせい(秋田県)佐藤茂良組合長を再任(6月27日)2025年7月8日
-
【JA人事】JA北九(福岡県) 新組合長に織田孝文氏(6月27日)2025年7月8日
-
【JA人事】JAかながわ西湘(神奈川県)天野信一組合長を再任(6月26日)2025年7月8日
-
【JA人事】JAえひめ中央(愛媛県)新理事長に武市佳久氏(6月24日)2025年7月8日
-
宇都宮市に刈払機を寄贈 みずほの自然の森公園へ感謝と地域貢献の一環 JA全農とちぎ2025年7月8日
-
岡山の農業を楽しく学ぶ 夏休み特別企画「食の学校2025」 JA全農おかやま2025年7月8日