細胞培養肉の研究開発のインテグリカルチャーへ出資 食の未来ファンド2021年12月20日
食の未来ファンドを運営するkemuri venturesは、フードテック領域のスタートアップの事業成長を支援するため、細胞培養肉の研究開発を行うインテグリカルチャーに投資を実行した。

培養肉の製造に必要な細胞の成長因子や血清成分の作製は、これまでコスト低減が大きな課題となっていたが、インテグリカルチャーは、システム内で安価に成長因子・血清様成分を作製できるCulNet System(カルネット システム)と呼ばれる培養装置(特許取得済)を開発。これを活用するコンソーシアムを4月に構築し、大手事業会社を中心に12社以上が参画し、培養肉に限らず、細胞農業における幅広い活用をめざしている。
出資を決めた食の未来ファンドの岡田博紀代表は「培養肉は、将来のタンパク源不足や畜産業の地球環境負荷などの課題を解決する重要な事業領域。中でもインテグリカルチャー社は、培養肉研究を世界的にリードする企業で、『CulNet System』は培養肉量産化(製造コスト低減)への大きな一歩につながると確信した」と出資の理由を説明。インテグリカルチャー代表取締役の羽生雄毅氏は「農家から食品大企業まで、誰もがサステナブルな培養食品を作ることができるようオープンな細胞農業を実現することで、新たな食文化創生に貢献したい」と話している。
重要な記事
最新の記事
-
チョットで済まない「チャットGPT」【小松泰信・地方の眼力】2025年11月26日 -
鴨川メガソーラー問題 「谷埋め盛土」に崩落の恐れ 専門家が学習会で指摘2025年11月26日 -
【TAC・出向く活動パワーアップ大会2025】部門間連携で担い手支援 JA部門全農会長賞 JA秋田なまはげ2025年11月26日 -
甘味資源作物は食料安保の基幹 生産意欲持てる対策を 主産道県が集会2025年11月26日 -
鹿児島黒牛、安納芋、うなぎ 鹿児島の味「ふるさと便」で販売中 JAタウン2025年11月26日 -
愛媛県産オリジナル品種かんきつ「紅まどんな」販売中 JAタウン2025年11月26日 -
ルーマニアで戦う卓球日本代表選手を「ニッポンの食」で応援 JA全農2025年11月26日 -
「岐阜県産 和牛とお米のフェア」12月1日から開催 JA全農2025年11月26日 -
株式会社ISEKI M&D(松山)周辺の清掃活動行う 井関農機2025年11月26日 -
COP30で気候変動と持続可能な農業に関する共同声明を発表 井関農機2025年11月26日 -
レベニューシェア方式で「ミニ白菜」静岡で販売 農業総研2025年11月26日 -
AIとICP分析の融合による次世代型土壌診断技術を開発 国際農研2025年11月26日 -
鳥インフル 米国からの生きた家きん、家きん肉等 輸入を一時停止 農水省2025年11月26日 -
鳥インフル 英国からの生きた家きん、家きん肉等 輸入を一時停止 農水省2025年11月26日 -
愛媛・宇和島 CORLEO FARM産「コル'マドンナ」のケーキを販売 カフェコムサ2025年11月26日 -
邑久町漁協と「第6回産直会議」環境省「自然共生サイト」日本最大級の登録申請を確認 パルシステム2025年11月26日 -
北海道オホーツクの農作物をSAF原料に活用 中高校生向け探究学習プログラム実施 東京農業大学2025年11月26日 -
日本生協連「UCDAアワード2025」企業総合賞と専門家賞2商品を同時受賞2025年11月26日 -
長野県に「コメリハード&グリーン真田店」12月10日に新規開店2025年11月26日 -
足立区から感謝状 国際協同組合年に美しく安全な街づくり パルシステム東京2025年11月26日


































