細胞培養肉の研究開発のインテグリカルチャーへ出資 食の未来ファンド2021年12月20日
食の未来ファンドを運営するkemuri venturesは、フードテック領域のスタートアップの事業成長を支援するため、細胞培養肉の研究開発を行うインテグリカルチャーに投資を実行した。

培養肉の製造に必要な細胞の成長因子や血清成分の作製は、これまでコスト低減が大きな課題となっていたが、インテグリカルチャーは、システム内で安価に成長因子・血清様成分を作製できるCulNet System(カルネット システム)と呼ばれる培養装置(特許取得済)を開発。これを活用するコンソーシアムを4月に構築し、大手事業会社を中心に12社以上が参画し、培養肉に限らず、細胞農業における幅広い活用をめざしている。
出資を決めた食の未来ファンドの岡田博紀代表は「培養肉は、将来のタンパク源不足や畜産業の地球環境負荷などの課題を解決する重要な事業領域。中でもインテグリカルチャー社は、培養肉研究を世界的にリードする企業で、『CulNet System』は培養肉量産化(製造コスト低減)への大きな一歩につながると確信した」と出資の理由を説明。インテグリカルチャー代表取締役の羽生雄毅氏は「農家から食品大企業まで、誰もがサステナブルな培養食品を作ることができるようオープンな細胞農業を実現することで、新たな食文化創生に貢献したい」と話している。
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