国産コーヒーを初収穫 本州で栽培が可能に やまこうファーム2022年1月19日
やまこうファーム株式会社(岡山県岡山市)は、自社の温室ハウスで国産コーヒーの栽培に成功し、初めて収穫した。これに伴い、新規でコーヒー農園オーナーの募集と栽培をサポートする「JAPAN COFFEE PROJECT(ジャパン・コーヒー・プロジェクト)」 を活発化する。
やまこうファームの山本代表
やまこうファームは約10年前から熱帯植物の栽培を始めたが、栽培方法がわからず、4~5年間はよい果実が作れず失敗を繰り返した。その後、パパイヤとバナナの栽培に成功し、次に長年の夢だったコーヒー苗が国内でようやく栽培できるようになった。ここ数年は、試験栽培を行い、日本国内で栽培できる美味しくて苦みのないコーヒー豆ができた。
日本のコーヒー消費量は世界でも上位に入るが、その99%が輸入品。同社は、この豆を日本国内で栽培し、特産品として全国で販売することを目標に、代表の山本耕祐さんは「将来的には、世界の人々に日本産コーヒーを飲んでいただきたい」と話している。
また、コーヒーの木は長時間の直射日光の照射を嫌う植物。ソーラーパネルの設置による遮光とコーヒー栽培は相性が良いことから、蓄電により持続可能な農業の取り組みとして注目を集めつつある。やまこうファームでは、希少価値の高い国産コーヒー豆の生産は、将来性のある農業と考えており、共ににメイドインジャパンのコーヒーを世界に広めるコーヒー農園のオーナーを募集している。申し込みは、同社ホームページ、メールまたは、電話で受け付けている。
やまこうファームで初収穫した国産コーヒーの実
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