植物肉スタートアップのDAIZ プレシリーズCで総額30億円を資金調達2022年2月3日
発芽大豆由来の植物肉「ミラクルミート」を開発・生産するDAIZは、プレシリーズCラウンドで、日清食品ホールディングス、丸井グループ、三菱ケミカルホールディングス等の事業会社6社と、インベストメントLab、三井住友海上キャピタル、グローバル・ブレイン等の金融投資家4社を引受先とする第三者割当増資により、総額30億円の資金調達を実施。累計資本調達額は60億5000万円で、国内のフードテック・スタートアップとして最大の資金調達額となる。
同社は、プレシリーズCラウンドで調達した資金を、DAIZの植物肉「ミラクルミート」の生産体制の拡大と研究開発（R&D）の強化、グローバルでの事業展開、成長を支える人材採用などに充当し、事業基盤の拡充を図る。生産体制の拡大として、2023年の稼働を目指して熊本県内に新工場を建設する計画が進行。現在の年間生産キャパシティ4000トンの5倍の年間2万トン規模となる。
成長資金の獲得と提携企業との協業により、同社は「ミラクルミート」の商品開発や販路拡大、SDGs観点の差別化訴求等を推進。また、植物肉市場の成長が著しい海外での事業展開を見据え、現地生産拠点の確保のために今年中に追加で数十億円規模のシリーズCラウンドの資金調達を計画している。
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