食用コオロギ生産のグリラス 約2.9億円の資金調達を実施2022年3月1日
徳島大学発のベンチャー企業で食用コオロギに関連する品種改良・生産・原料加工・商品開発・販売を国内で行うグリラスは、このほどシリーズAに続き約2.9億円の資金調達を実施した。

同ラウンドでは既存株主であるBeyond Next Ventures、HOXIN、産学連携キャピタルなどに加え、いよぎんキャピタル、近鉄ベンチャーパートナーズ、食の未来ファンド(kemuri ventures合同会社)、地域とトモニファンド(徳島大正銀行、香川銀行、フューチャーベンチャーキャピタル)を新規株主として迎えた。累計資金調達金額は国内の昆虫食関連企業で最高額の約5.2億円となる。
同社のコオロギを使用した食品原料は、他社との協業商品のほか、自社ブランド「C. TRIA(シートリア)」などに使われている。前回のラウンドでは、徳島県美馬市にある廃校(旧芝坂小学校)を食用コオロギの生産拠点兼、食品原料への加工拠点として整備することで、既存のファームと合わせて2月時点で年間10トン以上のコオロギパウダーを生産する体制を確立した。
一方、他社との協業商品や自社ブランド商品の売り上げ拡大に対して、食用フタホシコオロギを加工した食品原料の生産が追い付いていない状況が続いていることから、市場の盛り上がりにこたえるため、今回調達した資金を自社の新規ファームの立ち上げと生産パートナー制度の整備に活用。これにより、2023年12月時点で累計年間約60トンのコオロギパウダー生産体制を目指す。
左から、正規社員の集合写真(2021年末時点)、鳴門ファーム(本社)、美馬ファーム(生産拠点)、美馬研究所(研究拠点)
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