炊飯器「SR-VSX1」シリーズに「金芽ロウカット玄米コース」追加 パナソニック2022年6月23日
パナソニックは6月22日、独自技術の「おどり炊き」を搭載するスチーム&可変圧力IHジャー炊飯器 SR-VSX1シリーズで、ソフトウェアをアップデート。アプリと連携することで、炊き分けられる銘柄の追加や、その年の米のできに合わせた炊き方を更新するなど、購入後も進化させることができる。また、新たに東洋ライスの「金芽ロウカット玄米コース」と「金芽米コース」が使えるようになった。
スチーム&可変圧力IHジャー炊飯器 SR-VSX1シリーズ
パナソニックは、2016年に初めて、「金芽ロウカット玄米」専用コースを搭載した炊飯器を発売。玄米を食べたくても、炊き方が面倒などの理由で食べない人がいることから、東洋ライスが発売した"白米感覚で食べる玄米"の「金芽ロウカット玄米」に着目し、専用コースを共同開発した。
金芽ロウカット玄米は、玄米の表面にある硬い「ロウ層」だけを均等に取り除いたことで、玄米の栄養と白米の食べやすさを両立。玄米でありながら、炊飯器の白米用のコースで炊ける。
「SR-VSX1シリーズ」は、爆発的な沸騰力で熱を伝え、米一粒一粒の旨みを最大限に引き出す「おどり炊き」の技術をベースに、今回のアップデートでは、お米の鮮度を見極めて自動で炊き方を調整する「鮮度炊き分け」や、銘柄米の特長を引き出す「銘柄炊き分け」の機能を搭載。さらに、その年の米の出来栄えに合わせてプログラムを更新する「出来栄え炊き分け」など、ごはんを最高の状態で食べられるよう400通り以上のプログラムを搭載している。
東洋ライスの「金芽ロウカット玄米」と「金芽米」
同時に、東洋ライスの"おいしさと高い栄養価を持つ健康志向の米"「金芽米」専用コースも追加。「金芽米コース」では、無洗米銀シャリふつうコースに比べ、低温長時間浸漬でしっかり中まで吸水を促し、緩慢昇温や加圧時間を長くすることで、事前の吸水がなくても中までやわらかく炊き上げられる。
玄米は、「コウベイ」という生薬として重宝されてきた、滋養強壮の源で、東洋ライスは、玄米に元々備わっている機能をいかに享受するかという観点で商品を開発。その代表的な商品が「金芽ロウカット玄米」と「金芽米」で、いずれも同社独自の加工技術で、玄米に備わる栄養源や美味しさを引き出す部分を残している。特に、「金芽ロウカット玄米」は、玄米の食べにくさの原因となる「ロウ層」という防水性の高い部分のみを均等に除去した特別な玄米。その栄養は残しながら、白ご飯のように食べられる画期的なコメ商品として人気がある。
東洋ライス企画広報部の戸張泰佑氏は「これらのコメは、パナソニックの専用コースで炊くと商品特長を存分に引き出し、いままでの炊飯器より旨みを感じられる美味しいご飯に仕上がる。業界の垣根を超えて、両メーカーが本気で考えて辿り着いた自信作。ぜひ召し上がっていただきたい」と話している。
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