2022年度「子どもの貧困」支援活動 応援助成贈呈式を開催 日本生協連2023年3月16日
日本生活協同組合連合会は、地域で子どもたちを支える13団体への助成を決定。3月14日に、2022年度「子どもの貧困」支援活動への応援助成贈呈式を東京・渋谷のコーププラザとオンラインで開催した。
コーププラザでの贈呈式の様子
「子どもの貧困」支援活動への応援助成は、日本生協連の通販事業「くらしと生協」と、貧困など子どもの問題を社会の問題としてとらえ、学び、考えることから、共感の輪を広げていく運動「子どもの未来アクション」が連携して2020年度から始まり、今年度は3年目。「経済的な問題だけでなく、虐待・孤立などの家庭的な問題、関係性や機会の貧困など様々な困難に苦しむ子どもたちを地域で支える活動」を対象に助成している。
2022年度は、厳正な審査を経て、32団体の応募の中から13団体へ計402万円の助成が決まった。選考のポイントは、①実現可能性と継続性、②実績や協力団体との連携、地域住民のボランティアの巻込状況など、③地域のバランス(広く全国に助成できるように考慮)、④子どもの未来アンバサダーとしての実績および活動予定など(新規登録団体については、今後の取り組み参加への予定を基に選考)、⑤SNSなどを用いた地域への活動内容の発信力の5点。
オンラインで参加した助成先団体
贈呈式は、会場とオンラインをつなぐハイブリット形式で開かれ、助成先団体への目録・賞状の贈呈のほか、助成先団体の代表者による活動内容の紹介が行われた。
会場で行なわれた贈呈式に参加した学習支援や子ども食堂などを運営する「チームひだまり」(埼玉県)は、「来年度は10年目の学習支援になるが、子どもの貧困の状況は良くなるどころか、ますます厳しくなっていることを肌で感じる。"社会も変えなきゃダメだよ"という気持ちを持ちながら取り組んでいきたい」とコメント。また、2019年から任意団体として自宅を開放して子ども食堂を始めた「あじさいの集い富士見」(東京都)は「この助成金で2023年度はシンポジウム、縁日ごっこ、クリスマスパーティーなどのイベントを実施したい。その資材や食品などのために今回の助成金を使わせていただく」と話した。
2022年度助成先団体
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