消費者と生産者が交流 山形県酒田市に移住・交流拠点「TOCHiTO」オープン 生活クラブ2023年6月27日
生活クラブ事業連合生活協同組合連合会は、山形県酒田市と連携して進めている「移住者の居住」と「地域と交流する場」などの機能を持った拠点作りの計画でこのほど、交流拠点「TOCHiTO(とちと)」(山形県酒田市千石町)をオープン。記念式典が6月17日に行なわれた。
居住棟への入居者と、建設事業者・仮設機材工業の西村修社長
記念式典には、山形県酒田市の丸山至市長、同遊佐町の時田博機町長、入居者23人、TOCHiTOプロジェクトに関係する来賓36人を含む総勢約100人が参列した。
生活クラブ組合員を中心とした首都圏から移住を決めた入居者は16世帯23人。「山と川のある田舎暮らしに憧れがあった」「酒田でのすてきな暮らしを発信していきたい」「地元の人たちと交流してネットワークを広げたい」「庄内の食べ物を使うビジネスを考えたい」など、移住への抱負を語った。シェアオフィスの入居事業者は、空き家の活用、終活サポートなど各事業内容を説明。さらに東北公益文化大学の学生のフィールドワークやサークル活動にも活用され、地域の人との交流にも役立てられる。
交流棟「COTO」(左)と居住棟「TOCO」
生活クラブと庄内地域は、約50年前から消費者と生産者として交流を深めており、このTOCHiTOプロジェクトはローカルSDGsの推進事業の集大成となる。水田の維持と飼料自給の拡大を図る飼料用米の取り組みや、太陽光発電所の建設、生産者による地域生協づくり、また移住・定住の促進による地域の持続性確保などをともに推進。第10回環境省グッドライフアワードでは「環境大臣賞 優秀賞」を受賞するなど各方面から注目を集めている。
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