親子で涸沼生き物観察 ラムサール条約登録湿地で開催 パルシステム茨城 栃木2023年7月25日
生活協同組合パルシステム茨城 栃木は7月29日、茨城町の涸沼(ひぬま)自然公園で夏休みの親子生き物観察会を開催。利用者とその家族50人が、ラムサール条約登録の湿地へ希少な生き物を見つける。
2022年の生き物観察会
茨城県の環境アドバイザーが涸沼の豊かな自然と生き物たちの特徴などを詳しく解説する観察会は、夏休みの自然体験を子どもから大人まで広く楽しめる。
パルシステム茨城 栃木は毎年、涸沼での夏の「生き物観察会」と冬の「バードウォッチング」を継続的に開催し、親子の参加を呼びかけている。過去には、茨城町指定天然記念物で絶滅危惧種(環境省レッドリストIB類〈EN〉)の「ヒヌマイトトンボ」をはじめ、「ベンケイガニ」「ニホンウナギ」「トウキョウダルマガエル」など希少な生き物が発見された。
涸沼の生態系や自然環境を体験する人を増やし、豊かな環境を次世代へ継承していくことをめざすこの観察会は、継続的な活動が、行政や教育機関、地域諸団体で構成するクリーンアップひぬまネットワークから認められ、水質浄化活動功労者として表彰された。
ラムサール条約登録湿地の涸沼
涸沼は、海水と淡水が交じることで希少な生き物が多く生息する湖沼として地元住民から親しまれており、2015年にはラムサール条約に登録された。同条約は、水鳥などの生息地として国際的に重要な湿地の保全と利用を定めたもの。登録湿地では、地域が一体となって涸沼の自然環境の保全を図っていくこと、持続的な資源利用や自然観察などが求められている。
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(161)-食料・農業・農村基本計画(3)-2025年9月27日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(78)【防除学習帖】第317回2025年9月27日
-
農薬の正しい使い方(51)【今さら聞けない営農情報】第317回2025年9月27日
-
【特殊報】タケ類にシナチクノメイガ 府内で初めて確認 大阪府2025年9月26日
-
【特殊報】タケ類にキモンホソバノメイガ 府内で初めて確認 大阪府2025年9月26日
-
乾田直は栽培に対応したサービス・技術開発を加速 環境対策やデジタル領域で BASFジャパン2025年9月26日
-
石破総理「世界のおにぎり屋を10倍に」日本産食材をニューヨークでアピール 農水省2025年9月26日
-
【全中教育部・オンラインJAアカデミー】高齢者支援から広がる地域課題の解決ビジネス ヤマト運輸「ネコサポ」に学ぶ2025年9月26日
-
(454)名前と番号【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年9月26日
-
「岡山県産マスカット・オブ・アレキサンドリア」原料のフレグランス FERNANDA JAPANが販売開始 小川香料、JA全農おかやま、農林中金岡山支店2025年9月26日
-
不二家と共同開発 山梨県産すもも使用「ニッポンエールパレッティエ」新発売 JA全農2025年9月26日
-
岩手県産純情りんご「紅いわてフェア」26日から開催 JA全農2025年9月26日
-
「WTTスマッシュ中国」開幕 卓球日本代表選手を「ニッポンの食」でサポート JA全農2025年9月26日
-
「JA共済マルシェ」を開催 全国の農産物・加工品を販売 防災特設ブースも設置 JA共済連2025年9月26日
-
茨城県水戸市、静岡県浜松市における蓄電所事業へ参画 JA三井リース2025年9月26日
-
吉野梨「新高」台湾へ JAやつしろ2025年9月26日
-
企業型確定拠出年金の全国普及へ 岡三証券グループと合弁会社設立 農林中金2025年9月26日
-
協同組合の存在価値を考える 日本協同組合学会の杉本貴志会長が講演 日本共済協会2025年9月26日
-
農業の従業員給与「上昇」6割超 稲作、酪農で増加 日本公庫調査2025年9月26日
-
アジアイネとアフリカイネの雑種障壁を克服 稔性雑種の育成手法を確立 国際農研2025年9月26日