「までっこ鶏」に飼料用米使用マーク表示 食料自給率向上に貢献 パルシステム2023年8月30日
パルシステム連合会は8月28日、産直鶏「までっこ鶏」でカタログなどに飼料用米の使用を示す「お米マーク」の表示を開始。年間約380トンの飼料用米を消費する見込んでいる。国際情勢の影響を受けやすい輸入飼料の使用が多いなか、国産飼料を活用することで食料自給率向上と米農家の経営安定に貢献する。
「までっこ鶏」は、1998年から産直産地として契約するまでっこチキン生産者連絡協議会（岩手県）の生産者が供給している。近年、地域の資源循環に配慮し、国産自給飼料である飼料用米の活用を進めてきた。
パルシステムはこのほど、飼料用米を仕上期飼料に10％以上使用する仕組みが整ったことから「モモ肉」や「手羽元」など、計12商品で「お米マーク」を表示することで、年間約380トンの飼料用米が活用されると見込んでいる。
パルシステムは2022年から、飼料用米を使用する畜産商品へ「お米マーク」を表示しており、「までっこ鶏」が加わったことで「お米マーク」の対象商品は「日本のこめ豚」や「コア・フード国産飼料で未来へつなぐ平飼いたまご」など計50商品になった。
飼料用米使用の飼料用米使用が進むことで、日本人の米離れや輸入飼料の値上がりから、米農家や畜産農家を守ることにつながるため、パルシステムは、畜産全体で国内の自給飼料の活用をすすめていく。
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