温室効果ガス排出量を5%以上抑えて作ったレタス 広島県内のモスバーガーで使用開始2023年9月8日
モスバーガーを展開するモスフードサービスは、農林水産省が「みどりの食料システム戦略」に基づき、実証事業として推進している『温室効果ガス削減の「見える化」ラベル』が表示できるレタスを、広島県内のモスバーガー全30店舗で9月から採用する。
「見える化」ラベル取得レタス使用 掲示例
広島県内のモスバーガーでは、『温室効果ガスの「見える化」ラベル』を店内に掲示するとともに、温室効果ガス排出量を5%以上抑えて生産しているレタスを「テリヤキバーガー」などレタスを使うすべてのメニューに使用する。
『温室効果ガス削減の「見える化」ラベル』を表示できるレタスは、「モスファーム広島」で生産されたレタス。「モスファーム広島」は、2020年から安芸高田農場でモスバーガー店舗で使うレタスを生産しており、当初から有機肥料主体の栽培をすすめてきた。多様な土壌微生物を含む活性値の高い良好な農地土壌を形成し、緑肥や輪作、たい肥の利用など環境保全型農業を進めることで、土壌への炭素貯留を増進している。
農水省が実証事業として進めている『温室効果ガス削減の「見える化」ラベル』は、生産段階での温室効果ガスの排出量を計算し、地域の一般的な栽培方法と比較して削減率を算出。今回、この算出で温暖化ガス排出量を5%以上抑えていると評価され、星1つのラベル表示が可能になった。
モスファーム広島
「モスファーム広島」安芸高田農場は、広島県安芸高田市に農地、集荷場をもち、総面積は約8.5ヘクタール。安芸高田市は中山間地域で朝は霧がかかることが多いため、適度な気温差と湿度があり、食味のよい野菜を作りやすい環境にある。「モスファーム広島」を運営している株式会社モスファームすずなりは、静岡県磐田市、菊川市、袋井市にも農場を持ち、静岡県でレタス栽培を行っていない時期(5~7月、9~11月)に広島県の安芸高田農場でレタスを栽培している。
同農場で、9月から11月、5月から7月に収穫した『温室効果ガス削減の「見える化」ラベル』のレタスは、広島県内のモスバーガー店舗にて継続的にメニューに使われ、使用時には店内表示を予定。
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(172)食料・農業・農村基本計画(14)新たなリスクへの対応2025年12月13日 -
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(89)フタルイミド(求電子剤)【防除学習帖】第328回2025年12月13日 -
農薬の正しい使い方(62)除草剤の生態的選択性【今さら聞けない営農情報】第328回2025年12月13日 -
スーパーの米価 前週から14円下がり5kg4321円に 3週ぶりに価格低下2025年12月12日 -
【人事異動】JA全農(2026年2月1日付)2025年12月12日 -
新品種育成と普及 国が主導 法制化を検討2025年12月12日 -
「農作業安全表彰」を新設 農水省2025年12月12日 -
鈴木農相 今年の漢字は「苗」 その心は...2025年12月12日 -
米価急落へ「時限爆弾」 丸山島根県知事が警鐘 「コミットの必要」にも言及2025年12月12日 -
(465)「テロワール」と「テクノワール」【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年12月12日 -
VR体験と牧場の音当てクイズで楽しく学ぶ「ファミマこども食堂」開催 JA全農2025年12月12日 -
いちご生産量日本一 栃木県産「とちあいか」無料試食イベント開催 JA全農とちぎ2025年12月12日 -
「いちごフェア」開催 先着1000人にクーポンをプレゼント JAタウン2025年12月12日 -
生協×JA連携開始「よりよい営農活動」で持続可能な農業を推進2025年12月12日 -
「GREEN×EXPO 2027交通円滑化推進会議」を設置 2027年国際園芸博覧会協会2025年12月12日 -
【組織改定・人事異動】デンカ(1月1日付)2025年12月12日 -
福島県トップブランド米「福、笑い」飲食店タイアップフェア 期間限定で開催中2025年12月12日 -
冬季限定「ふんわり米粉のシュトーレンパウンド」など販売開始 come×come2025年12月12日 -
宮城県酪初 ドローンを活用した暑熱対策事業を実施 デザミス2025年12月12日 -
なら近大農法で栽培「コープの農場のいちご」販売開始 ならコープ2025年12月12日


































