「一般社団法人テレノーカー協会」設立 日本の一次産業の人材不足解決へ2023年9月12日
一次産業の人材不足の解決を目指し、一般社団法人テレノーカー協会(東京都中央区)が設立された。多様な働き方の推進や地方自治体、企業、個人など多方面からの協会参画で、日本の一次産業の人材不足解決をめざす。
日本の農業分野では、農業従事者の70%が65歳以上と高齢化し、新規就農者数が減っていることから、慢性的な人材不足が課題となっている。同協会は、都会で働きながら農業事務を支援、または、地方で農家をやりながら企業のテレワークをするなど柔軟な働き方により、多方面で活躍する人を「テレノーカー」と名付け活躍をサポートする。
理事や会員に、地方自治体、一次産業従事者、大企業、中小企業、個人が加わることで、全方向から一次産業を盛り上げられる体制を作り、人材不足の解決に取り組む。また、様々な活動を通じて、企業や個人に農業・林業・水産業を身近に感じてもらい、コラボレーションを促す機会を創出する。
活動では、会員向け企画の第一弾として、愛媛県の柑橘農家と長野県の林檎農園「キタイチ果樹園」での農業体験を募集。また、LINE登録をした個人会員の中から毎月1人に全国の農産物をプレゼントする。個人会員の登録方法はLINEの公式アカウント「一般社団法人テレノーカー協会」を友だち追加すれば完了。参加は無料。
◎活動内容
定例会(月次):マルチワーク推進企業の事例紹介や、農業関連事務のアウトソースなどによる生産性向上サービスの紹介、制度や提言のディスカッ ションなどを行う会を開催。
交流会(四半期):協会に参加する農家、企業から提供された逸品、新規商品を囲んで のイベントを開き、農家と企業の交流を促進。農家、生産者と企業の直接交流により、企業と農林水産関係者の距離を縮める。イベントには協会認定のコーディネーターが参加し、一次産業と企業のコラボレーション創出や、兼業を前提とした新規就農のサポートを行う。
提言活動(随時):農繁期の時短勤務など、企業の従業員が農業に参加しやすくなるような制度の企業への提案や、政府などへ政策提言を行なう。
会員向け企画の実施:その他、自治体などと協業して会員向けに様々な企画を実施。
重要な記事
最新の記事
-
「GREEN×EXPO 2027」にカタール国が初の公式参加契約 2027年国際園芸博覧会協会と調印式2025年5月14日
-
食品関連企業の海外展開セミナー開催 現地のビジネス投資環境を紹介 農水省2025年5月14日
-
日本茶海外輸出に資する緑茶用新品種「せいめい」SOP公開 農研機構2025年5月14日
-
離農支援サービス「アトツギ」耕作放棄地再生で地域農業を活性化 唐沢農機サービス2025年5月14日
-
肥料設計セミナー 鹿児島県鹿屋市で開催 農機具王2025年5月14日
-
生産量日本一 茨城県産メロンの魅力発信「いばらきメロン品評会」開催2025年5月14日
-
新緑の秋田で田植え・山菜摘み体験 生産者と協同で知る産地の魅力 パルシステム東京・千葉2025年5月14日
-
春節向け青森県産りんご輸出2000t超 2024年度輸出量・輸出額は過去最高 日本農業2025年5月14日
-
使いやすさと性能を両立「三菱コンバインXC334」新発売 三菱マヒンドラ農機2025年5月14日
-
宮城・山元町発「ミガキイチゴ」大阪・関西万博で復興の歩み発信 GRA2025年5月14日
-
夏の定番アイテム「ハンディファン」大風量モデルをリニューアル発売 コメリ2025年5月14日
-
ローソン 愛知・岐阜・三重のご当地の味が楽しめる「東海の陣」計11品 順次発売2025年5月14日
-
キユーピーマヨネーズ 賞味期限を「年月表示」に変更 賞味期間の延長対象を拡大2025年5月14日
-
「中山間地域における水管理自動化に係る研究開発」委託事業に採択 ほくつう2025年5月14日
-
北毛エリアに環境配慮型の新拠点 渋川センター開所式開催 パルシステム群馬2025年5月14日
-
特定家畜伝染病発生時の畜体処理「移動式レンダリング装置」を落札 JET2025年5月14日
-
米の価格 18週ぶりに下落 5kg4214円2025年5月13日
-
37年ぶりの国主催の国際園芸博 国民全員が「農」を考える契機に(2)つなぐ「国民皆農」運動に 千葉大学客員教授・賀来宏和氏2025年5月13日
-
農業犠牲の交渉 「到底受け入れられない」 全中が緊急要請決める2025年5月13日
-
【JA人事】JA北はるか(北海道)小林治雄組合長を再任(4月15日)2025年5月13日