パルライン職員が埼玉県の「優秀勤労障害者」会長表彰受賞 パルシステム2023年9月15日
パルシステムグループの物流子会社でパルライン(東京都江東区)は9月13日、同職員の福田勇直さんが「優秀勤労障害者」として「埼玉県雇用開発協会会長表彰」を受けたと発表。カタログのセット業務に長年従事し、向上心を持ちながら職場の仲間へのフォローも欠かさない模範的な姿勢が評価された。
表彰式に臨んだ福田さん(右)と杉戸センター堀本博史所長(左)、大野元裕埼玉県知事
優秀勤労障害者表彰は、(公社)埼玉県雇用開発協会(さいたま市浦和区)が、「模範的な職業人として職場において同僚などから信頼され、同一の事業所において勤続年数が原則10年以上」という表彰基準を満たす障害者に毎年授与されている。
福田さんは同日開催された「埼玉県障害者ワークフェア2023」の表彰式で、同協会の大村隆夫会長から表彰状を受け取った。福田さんは「このような大きな賞をいただき、職場のみなさんと頑張ってきてよかったです」と喜びを語った。
福田さんは、パルシステムの杉戸カタログセットセンターで17年以上、欠勤、遅刻なく勤務している。利用者別にカタログをセットする丁合機は、高速で作動するため一定のスキルが必要となるため、福田さんは二人一組の滞りない作業に向け、日頃から職員同士で活発にコミュニケーションを取っている。新しく入社する障がい者にも声かけやフォローを欠かさず、社内でも頼りにされる存在で、「機械調整がうまくいったときや仕事を教えた新しい人が上手になっていくのが嬉しい」と話す。
宅配利用者へ届ける大量のカタログをセットする、福田さんの職場
パルラインは2020年から、障がい者雇用マニュアルを全社員に配付し、外部講師の研修を実施するなどお互いが「わからない」ことで生まれる不安の解消に努めてきた。専門の研修を修了した職場適応援助者「ジョブコーチ」を全12事業所に配置し、雇用定着をサポート。さらに、社内資格の「ジョブサポーター」取得者は現在200人で、「障がい者への理解がある」との意思表示を込めた腕章とバッチを身に着け、障がい者が安心して働けるよう職場内で支えている。
3000人以上が働く社内全体の支援体制のもと、現在は商品やカタログのセットセンターなどで69人の障がい者が活躍している。
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