サッカークラブとサポーターの圃場活動「GRFボランティア」参加者募集 水戸ホーリーホック2023年9月20日
プロサッカークラブの水戸ホーリーホックが手がける農事業「GRASS ROOTS FARM(グラスルーツファーム)」は、4月に始めた圃場活動「GRFボランティア」が、8月末の活動で延べ参加人数200人を突破した。
子どもも参加し、農業体験の機会になっている「GRFボランティア」
茨城県城里町の約1000平米の畑で水戸ホーリーホックが農作物を育てる活動に参加する「GRFボランティア」は、4月に始まった圃場活動のお手伝い。農業の楽しさや新たなコミュニティ発見しながら自然に触れることでのリフレッシュなどを目的としている。
GRFボランティア募集ページ
茨城県は農業が盛んな一方、農業従事者の高齢化が進み、耕作放棄地も年々増えている。こうした地域課題を、農業を広め、その良さを伝えていくことで解決し、将来的にはクラブの大きな収益事業の一つにしようと、水戸ホーリーホックは2021年9月から、新事業として農事業「GRASS ROOTS FARM」を始めた。
GRASS ROOTS FARMは、土壌づくりから2021年に開始。青森県産 ニンニク(ホワイト六片)を仕入れ、一つ一つを丁寧に皮むきからはじめ、畑の9割に埋めた。残りの1割は、SNSでファンやサポーターへ「他に育ててほしい野菜」をアンケートで募り、小松菜、ほうれん草、大根、たまねぎの栽培にも挑戦。霜などの影響で一部農作物がダメになるなど、農作物を作ることの大変さを選手・アカデミー生、フロントスタッフ全員で感じながら作業してきた。
2022年からは、ホームゲームで「GRASS ROOTS FARM道の駅ブース」を出店。畑で採れた野菜の販売や、水戸ホーリーホックホームタウンの特産品の仕入れ・販売している。さらに同8月からは「GRASS ROOTS FARM BOX」と称し、茨城県内で採れた野菜のサブスクリプションサービスなど、農業を軸に様々なチャレンジを行っている。
今後、GRFボランティアの活動は10月1日に、にんにくの種植え、10月中旬にたまねぎ苗の定植を予定している。
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(153)-改正食料・農業・農村基本法(39)-2025年8月2日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(70)【防除学習帖】第309回2025年8月2日
-
農薬の正しい使い方(43)【今さら聞けない営農情報】第309回2025年8月2日
-
「安定供給は1丁目1番地」 トランプ関税、農産物輸出でも懸念 JA全農が総代会2025年8月1日
-
地域共生は農協の本分 前北海道農協中央会会長・小野寺俊幸氏(1)【プレミアムトーク・人生一路】2025年8月1日
-
地域共生は農協の本分 前北海道農協中央会会長・小野寺俊幸氏(2)【プレミアムトーク・人生一路】2025年8月1日
-
米農家の所得支える制度必要 米価急落時には国は適切対応を 全農会長ら発言2025年8月1日
-
【注意報】イネに斑点米カメムシ類 県内全域で多発のおそれ 埼玉県2025年8月1日
-
【注意報】県内各地のりんご園地でハダニ類が多発 岩手県2025年8月1日
-
【注意報】マンゴーハフクレタマバエ 八重山地域で多発のおそれ 沖縄県2025年8月1日
-
【注意報】斑点米カメムシ類 県内全域で多発に注意 石川県2025年8月1日
-
【注意報】水稲に斑点米カメムシ類 府内全域で多発のおそれ 大阪府2025年8月1日
-
【注意報】水稲に斑点米カメムシ類 県内全域で多発のおそれ 静岡県2025年8月1日
-
【注意報】ネギアザミウマ 県下全域で多発に注意 富山県2025年8月1日
-
【注意報】キク、野菜、花き、果樹にタバコガ類 県下全域で多発のおそれ 富山県2025年8月1日
-
【注意報】かんきつにミカンハダニ 県下全域で多発のおそれ 宮崎県2025年8月1日
-
【注意報】かんきつにチャノキイロアザミウマ 県内全域で多発のおそれ 静岡県2025年8月1日
-
水稲早期栽培 徳島、宮崎、鹿児島 前年比「やや上回る」7月15日現在2025年8月1日
-
渇水・高温対策本部を設置 水利施設管理強化事業の積極活用を指示 農水省2025年8月1日
-
全農 政府備蓄米 91%出荷済み 7月末2025年8月1日