「初期費用不要・売上連動モデル」野菜自販機のサービス提供を開始 NTTアグリテクノロジー2023年11月21日
株式会社NTTアグリテクノロジーは、11月より地産地消を推進する取り組みおよび盗難被害防止の一環として、野菜自販機の提供および販売サポートを開始している。
野菜自販機のイメージ
コロナ禍以降、無人販売の店舗は増え、市場規模は約2兆円とも試算されている。しかし、自販機を用いた野菜の無人販売は初期投資が高いこともあり、一生産者が設置を行うにはハードルが高い状況。
また、農業は比較的環境負荷が高い産業といわれており、フードマイレージの観点からも生産者の軒先で野菜を販売するなどの地産地消の取り組みが大切であるとされている。そこで同社が野菜の自販機を生産者へ無償で提供し、自販機での売上の一部を手数料とすることで、生産者が軒先販売を導入しやすい仕組みを構築した。さらには同社が、自販機を提供する生産者へ適正な販売価格の提案や販促資材を提供するなどの販売サポートを行い、生産者とともに売上の向上と地産地消の促進を目指す。
同サービスを導している嶋崎農園は、落花生や白うど、ビーツやナスなど年間40品目ほどを生産・販売する生産者。かねてより軒先の無人直売所にて野菜の販売を行っているが、「農産物を持ち去られる」「表示価格よりも少ない金額しか投入されない」などの被害で年間10万円ほどの損失を被っていた。そこで今回、初期費用不要・売上連動型の自販機の導入を決定した。農産物の盗難防止や販売の効率化が期待される。また同サービスの野菜自販機は電源不要のシンプルタイプから、冷蔵機能付きまで生産品目や希望の設置場所等にあわせて最適な機種を導入することができる。
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(173)食料・農業・農村基本計画(15)目標等の設定の考え方2025年12月20日 -
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(90)クロロニトリル【防除学習帖】第329回2025年12月20日 -
農薬の正しい使い方(63)除草剤の生理的選択性【今さら聞けない営農情報】第329回2025年12月20日 -
スーパーの米価 前週から10円上がり5kg4331円に 2週ぶりに価格上昇2025年12月19日 -
ナガエツルノゲイトウ防除、ドローンで鳥獣害対策 2025年農業技術10大ニュース(トピック1~5) 農水省2025年12月19日 -
ぶどう新品種「サニーハート」、海水から肥料原料を確保 2025年農業技術10大ニュース(トピック6~10) 農水省2025年12月19日 -
埼玉県幸手市とJA埼玉みずほ、JA全農が地域農業振興で協定締結2025年12月19日 -
国内最大級の園芸施設を設置 埼玉・幸手市で新規就農研修 全農2025年12月19日 -
【浜矩子が斬る! 日本経済】「経済関係に戦略性を持ち込むことなかれ」2025年12月19日 -
【農協時論】感性豊かに―知識プラス知恵 農的生活復権を 大日本報徳社社長 鷲山恭彦氏2025年12月19日 -
(466)なぜ多くのローカル・フードはローカリティ止まりなのか?【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年12月19日 -
福岡県産ブランドキウイフルーツ「博多甘熟娘」フェア 19日から開催 JA全農2025年12月19日 -
α世代の半数以上が農業を体験 農業は「社会の役に立つ」 JA共済連が調査結果公表2025年12月19日 -
「農・食の魅力を伝える」JAインスタコンテスト グランプリは、JAなごやとJA帯広大正2025年12月19日 -
農薬出荷数量は0.6%増、農薬出荷金額は5.5%増 2025年農薬年度出荷実績 クロップライフジャパン2025年12月19日 -
国内最多収品種「北陸193号」の収量性をさらに高めた次世代イネ系統を開発 国際農研2025年12月19日 -
酪農副産物の新たな可能性を探る「蒜山地域酪農拠点再構築コンソーシアム」設立2025年12月19日 -
有機農業セミナー第3弾「いま注目の菌根菌とその仲間たち」開催 農文協2025年12月19日 -
東京の多彩な食の魅力発信 東京都公式サイト「GO TOKYO Gourmet」公開2025年12月19日 -
岩手県滝沢市に「マルチハイブリッドシステム」世界で初めて導入 やまびこ2025年12月19日


































