有機農業の現状と課題「有機農業白書 vol.0」発表 坂ノ途中2023年12月11日
環境負荷の小さな農業を広げるため、日本と東南アジアでバリューチェーンの再構築に取り組む株式会社坂ノ途中は、「有機農業の日」の12月8日、「有機農業白書 vol.0 〜有機農業を広げる妥当性と必要な支援〜」を発表。有機農業の環境持続性についての考察と国内における課題と必要な支援策をまとめた。
同白書は、そもそも持続性の定義とは何なのかという問いからはじめ、有機農業と慣行農業が環境に与える影響の国際的な比較や、日本国内に当てはめた場合の有効性などを解説。
また、有機農業を広げるにあたって何が問題となっているのか、同社が多くの情報を持つ「新規就農者」に焦点を当てて考察するとともに、就農のための情報収集、就農への具体的な準備、就農後、という3つのステップにおいてどのような支援が必要なのかをまとめている。
今回のvol.0は、序章という位置付けで、これをきっかけに情報を広く集め、今後、正式な白書を定期的に発表していく。
農林水産省は持続可能な食料システムを構築するため、2021年に「みどりの食料システム戦略」を策定。現在、耕地面積の0.6%(2万5200ha)となっている有機農業の面積を、2050年までに25%(100万ha)に拡大する目標を掲げている。
同白書は今後、定期的に発表を予定。有機農業を広げるために行動する人、もしくは行動したいが何をすれば良いか分からない人にとっての地図となることを目指している。
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(148)-改正食料・農業・農村基本法(34)-2025年6月28日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(65)【防除学習帖】第304回2025年6月28日
-
農薬の正しい使い方(38)【今さら聞けない営農情報】第304回2025年6月28日
-
【特殊報】ウメにクビアカツヤカミキリによる被害 県内で初めて確認 三重県2025年6月27日
-
【サステナ防除のすすめ2025】連作障害"待った" 野菜の土壌消毒編(1)2025年6月27日
-
【サステナ防除のすすめ2025】連作障害"待った" 野菜の土壌消毒編(2)2025年6月27日
-
大人の食育を推進 官民連携食育プラットフォームが設立総会 農水省2025年6月27日
-
全農 備蓄米 出荷済み20万t超える 進度率7割2025年6月27日
-
食品ロス 国民1人当たり37kg 3万1800円損失 2023年度2025年6月27日
-
5月の米の家庭内消費、前年同月比で減少幅拡大 米価高騰が消費冷ます 米穀機構2025年6月27日
-
(441)「とんかつ」はなぜ各国で愛されているのか?【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年6月27日
-
【JA人事】JA松山市(愛媛県)阿部和孝組合長を再任(6月20日)2025年6月27日
-
【JA人事】JAめぐみの(岐阜県) 新組合長に渡邉健彦氏2025年6月27日
-
【JA人事】JA木曽(長野県)新組合長に亀子宗樹氏(5月29日)2025年6月27日
-
【JA人事】JAおちいまばり(愛媛県)渡部浩忠理事長を再任(6月25日)2025年6月27日
-
【JA人事】JA仙台(宮城県)藤澤和明組合長を再任2025年6月27日
-
果樹王国和歌山から旬を届ける「みのりみのるマルシェ」東京・大阪で開催 JA全農2025年6月27日
-
伊藤園と共同開発「ニッポンエール 栃木県産にっこり梨SODA」新発売 JA全農2025年6月27日
-
【役員人事】農協観光(7月1日付)2025年6月27日
-
【生乳需給で中酪要請】酪農9700戸割れ 家族経営支援に重点、離農高止まりに危機感2025年6月27日