「キユーピーブランド」浸透へ オーストラリアで販売会社を新設2024年1月11日
キユーピーは、オーストラリアにおけるキユーピーグループ商品の販売拠点として、オセアニア地域初の現地法人を1月に設立。新設会社では、キユーピータイランドで製造したマヨネーズやドレッシングなど、サラダ調味料を中心に販売し、オーストラリア国内で需要が高まるキユーピー商品の販売強化とブランドのさらなる浸透を目指す。営業開始は7月を予定。
キユーピータイランド製の販売品目。
左から「キユーピー マヨネーズ」「キユーピー マヨネーズ シラチャーフレーバー」
「キユーピー マヨネーズ わさびフレーバー」「キユーピー マヨネーズ 脂質50%カット」
「キユーピー 焙煎ごまドレッシング」
キユーピーは、2005年からオーストラリアに向けて商品の輸出を開始。卵黄で作られた「キユーピー マヨネーズ」のコク深い味わいに対する高い評価や、オーストラリア国内での寿司メニューの普及などの後押しを受け、順調に売り上げを伸ばし、2023年度にキユーピータイランドからオーストラリアに輸出されたマヨネーズ類の売上高は、2018年度比で約3倍に成長している。
サラダを食べる食文化や健康意識の高さから、同国のマヨネーズ・ドレッシング類の市場規模は大きい。同社は今後も商品展開の拡大が見込んでおり、製造元のキユーピータイランドのマヨネーズ類増産に加え、販売会社の設立により、オーストラリアへの供給・販売体制を強化する。
オーストラリアのショッピングモールにある寿司販売店(提供:Sushi Hub)
オーストラリアでは、"SUSHI KIOSKと呼ばれる"寿司販売店の数が約3000店舗に上り、家庭でも寿司メニューが日常食になっている。「キユーピー マヨネーズ」を使った寿司メニューの広がりやSNS投稿動画の拡散を背景に、同国でもキユーピーブランドの認知が高まっており、過去1年間で「kewpie」のワードが最も多く検索された国はオーストラリアだった。
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