耕作放棄地を開拓して育てた小麦使用「チクゴイズミの素麺」新発売 グリーンコープ2024年4月2日
西日本を中心に16の生協で構成されているグリーンコープ共同体に所属するグリーンコープ生活協同組合連合会は、福岡県田川郡赤村で有機農業に取り組む鳥越ネットワークと連携し、耕作放棄地を開拓して育てた小麦を使った「チクゴイズミの素麺」を3月に発売した。
「チクゴイズミの素麺(180g)」九州・中国価格204円、関西価格209円(いずれも税込)
農林水産省の調べによると2019年の販売農家数(田畑の面積が30a以上、または農産物販売金額が50万円以上の農家)は113万100戸で、20年前の1999年に比べて54%も減少。農業者の高齢化や後継者不足が原因で農家の減少に伴い全国で耕作放棄地が増え続けている。
グリーンコープ生活協同組合連合会は、鳥越ネットワークのある田川郡赤村でも、耕作放棄地が増加していることから、2017年から地元行政と協力しながら耕作放棄地を農地へと戻し、小麦「チクゴイズミ」を生産開始。「チクゴイズミ」は、2023年より「チクゴイズミの乾麺うどん」の原料として製造してきたが、製造過程でできる「節や端」は正規の形状とは異なり製麺として販売できないことから、1ロット10トンあたりの製造で、約1トンの量が廃棄となっていた。そこで、製造メーカーと相談し、この「節や端」を粉末状の「再生粉」として有効活用することで、「チクゴイズミ」を余すことなく使い、「チクゴイズミの素麺」として製品化を実現した。
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(159)-食料・農業・農村基本計画(1)-2025年9月13日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(76)【防除学習帖】第315回2025年9月13日
-
農薬の正しい使い方(49)【今さら聞けない営農情報】第315回2025年9月13日
-
【人事異動】JA全中(10月1日付)2025年9月12日
-
【注意報】野菜類、花き類、豆類にハスモンヨトウ 県内全域で多発のおそれ 兵庫県2025年9月12日
-
【注意報】果樹カメムシ類 県内全域で多発のおそれ 佐賀県2025年9月12日
-
【石破退陣に思う】農政も思い切りやってほしかった 立憲民主党農林漁業再生本部顧問・篠原孝衆議院議員2025年9月12日
-
【石破首相退陣に思う】破られた新しい政治への期待 国民民主党 舟山康江参議院議員2025年9月12日
-
【石破退陣に思う】農政でも「らしさ」出しきれず 衆議院農水委員会委員・やはた愛衆議院議員(れいわ新選組)2025年9月12日
-
ドローン映像解析とロボットトラクタで実証実験 労働時間削減と効率化を確認 JA帯広かわにし2025年9月12日
-
スマート農業の実践と課題を共有 音更町で研修会に150名参加2025年9月12日
-
【地域を診る】個性を生かした地域づくり 長野県栄村・高橋彦芳元村長の実践から学ぶ 京都橘大学学長 岡田知弘氏2025年9月12日
-
(452)「決定疲れ」の中での選択【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年9月12日
-
秋の味覚「やまが和栗」出荷開始 JA鹿本2025年9月12日
-
「令和7年台風第15号」農業経営収入保険の支払い期限を延長 NOSAI全国連2025年9月12日
-
成長軌道の豆乳市場「豆乳の日」前に説明会を実施 日本豆乳協会2025年9月12日
-
スマート農園を社会実装「品川ソーシャルイノベーションアクセラレーター」に採択 OYASAI2025年9月12日
-
ご当地チューハイ「寶CRAFT」<大阪泉北レモン>新発売 宝酒造2025年9月12日
-
「卵フェスin池袋2025」食べ放題チケット最終販売開始 日本たまごかけごはん研究所2025年9月12日
-
「日本酒イベントカレンダー 2025年9月版」発表 日本酒造組合中央会2025年9月12日