夏休み困窮世帯へ米11トン寄贈 2413人から募金186万円 パルシステム東京2024年7月29日
生活協同組合パルシステム東京は7月、利用者2413人から寄せられた186万円の募金を活用し、新潟県産こしひかり11トンをフードバンクなどに寄贈。夏休みで給食がなくなったところに、猛暑の不作とインバウンド需要増で米価が高騰するなか、困窮世帯の食を応援する。
7月16日、フードバンク団体「ソスペーゾ多摩」に米660キロを贈呈
フードバンクなどに寄贈する米は、パルシステムの産直提携産地JAえちご上越の「エコ・新潟こしひかり(無洗米)3kg」3740袋。総重量1万1220キロの米は7月から3週間にわたり、パルシステム東京と日ごろから連携するフードバンクや子ども食堂など、生活困窮世帯を支援する67団体に随時手渡される。
学校の夏休み期間は給食がなくなるため、食料購入費が不足する家庭にとっては厳しい状況になる。さらに猛暑による2023年産米の不作と国外からの観光客などによる外食需要拡大による影響を受け、米価が高騰し家計を圧迫。主食である米の提供はニーズが高く、寄贈先の団体からも「支援の幅を広げられる」と喜ばれる。
パルシステムによる生活困窮世帯への支援を目的とした米の寄贈は、コロナ禍による生活困窮世帯の急増と外食需要の激減などを要因とする産地での米余りをきっかけに始まり、2021年度から毎年継続している。在庫過多となる産地に呼びかけ、パルシステム東京が買い上げた米5.5トンを連携する85の支援団体に寄贈したのが始まり。支援に賛同した利用者の声を受け、今年度は初めて募金を呼びかけ、米の購入代金186万4904円が集まった。
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