触って感じるワークショップ「ささえあい基金」助成団体と初開催 パルシステム共済連2024年9月19日
パルシステム共済生活協同組合連合会は9月14日、カルチャースペース鎌倉(神奈川県鎌倉市)で触覚のみで物事を捉えるワークショップを開催。パルシステム共済連「ささえあい基金」の助成団体「ユニバーサル絵本ライブラリーUniLeaf」の協力で、視覚障害者も交えながら、20組45人が視覚を閉ざし粘土遊びや点字付き絵本の音読などを体験した。
ワークショップのようす
ワークショップは、視覚障害がある人もない人も、お互いを知ることで共に暮らしやすい社会の実現を目指すことを目的に開催。パルシステム共済連では初の「ささえあい基金」助成団体との交流企画となった。
参加者はアイマスクを付け鎌倉大仏の小さな模型を触り、形を確かめながら粘土で大仏を作るワークショップや、カードの凹凸模様が一緒のものをマッチさせるゲーム、透明点字シート付絵本の音読などを体験し、目が見えない人の大切な感覚の一つ「さわる」体験を分かち合った。
「ささえあい基金」は、障害者や生活困窮者、社会的孤立の防止などの支援活動をする市民やNPO団体への助成金制度。「互いに支え合える地域社会づくりに寄与すること」を目指し2021年度に創設した。助成金はCO・OP共済《たすけあい》の剰余金の一部が活用される。2023年度は、20団体へ1000万円を助成した。
ワークショップのようす
ユニバーサル絵本ライブラリーUniLeafは、誰もが一緒に楽しめるよう、市販の絵本を解体し、物語を点字で打ち込んだ透明シートを挟んで再製本する「ユニバーサル絵本」を制作し、全国の教育機関や個人に貸し出している。代表の大下利栄子さんは、目が見えない子どもと見える子どもが同じ本を使い、お互いの世界を理解し合えるよう2008年に1人で活動を始めた。
同団体は、「ささえあい基金」の助成金やクラウドファンディングなどを活用し「建長寺さわる模型」を制作するなど、精力的に活動している。
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