国際協同組合年 祖国の料理ともに味わうイベント開催 パルシステム東京2025年1月24日
生活協同組合パルシステム東京は2月8日、スリランカ料理を味わいながら、難民申請者の現状を知るイベントを東新宿本部で開催。祖国で安全に暮らせない人たちが、来日し生きる術を模索する困難な現状を当事者の言葉で伝える。
イベントで料理の腕を振るうのは、現在国内で難民申請をしているスリランカ出身のシェフ。南インドに隣接するスリランカ特有のスパイスなどを効かせた郷土料理のメニューは、当日のお楽しみで、調理のコツやの特徴など、シェフが自ら紹介する。また、日本で暮らすさまざまな国の人たちの祖国の味を紹介するため、手作り焼き菓子の販売コーナーも用意。食を通じて祖国と自らが今、日本で置かれる状況も伝える。
当日は、(一社)反貧困ネットワークの加藤美和さんが、国内の難民の現状を報告。加藤さんは、就労を許されず医療機関につながることも困難な状況にある外国籍の人たちの生活相談や居住支援をしており、日本で生まれ育っていても、在留資格のない「仮放免」の子どもたちへの就学・進学支援の現状などを伝える。
反貧困ネットワークは、祖国での生活に命の危険が伴うために来日している外国籍の人たちをはじめ、生活に困窮する人々を支援する団体や個人が連携し、2007年に設立。国籍や在留資格に関わらず、公的支援を受けられないまま日本で暮らす人たちが、貧困状況に置き去りにされないよう支援している。
パルシステムはこれまで、同団体の支援活動に賛同し、資金や物資、ボランティアなどの人的支援を継続するほか、利用者などにこれらの現状を伝えるためさまざまなイベントを開催してきた。
自分とは異なる価値観や状況にある人たちを排除し、分断が拡大していきかねない社会の流れを変えられるよう、参加者とともにあらゆる人たちと「わかりあう」ことの大切さを考える。
◎「Night Peace Cafe スピンオフ企画 知って!食べて!国内難民支援」開催概要
日時:2月8日 12時~14時(11時45分開場)
会場:パルシステム東京新宿本部 2階会議室(新宿区大久保2-2-6ラクアス東新宿)
対象:中学生以上
定員:20人
参加申込締切:1月31日12時
参加費:1000円
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