サプライチェーン構築で農畜水産物を高付加価値化「ukka」へ出資 アグリビジネス投資育成2025年2月5日
アグリビジネス投資育成株式会社は2月4日、食品の商品開発ソリューションを提供する株式会社ukkaに出資することを発表した。
食品のサプライチェーンは、生産者、メーカー、卸、小売など多様なプレイヤーによって支えられているが、商習慣や情報の非対称性が課題となり、企業の枠組みを超えて連携した商品開発を行うことが難しくなっている。
ukkaは、こうした課題に対応するため、ファブレス型の商品企画・製造プラットフォーム『FOOVEST』を提供。産地やメーカーとの強力なネットワークを基盤に、独自のサプライヤー情報データベースや市場データ分析を駆使し、特色のある商品の開発を実現により、サプライチェーンを一気通貫でコーディネート。原材料やメーカーのポテンシャルを最大限に引き出しながら差別化された商品を企画・製造することで、生産者から小売までのサプライチェーン全体を通じて新たな価値を生み出している。
アグリビジネス投資育成は、ukkaが食のサプライチェーンにおける川上から川下まで多様なプレイヤーを巻き込んだ商品開発を手掛けることで、全国的にはあまり知られていない優れた農畜水産物に光を当て、特色ある商品開発を通じて農畜水産物の付加価値を高めることで、生産者の所得向上に寄与することを評価した。
アグリビジネス投資育成は出資後、株主の日本政策金融公庫、農林中央金庫など系統組織等のネットワークを活用しながら、ukkaの事業を支援する。
アグリビジネス投資育成は2002年に設立され、「国内農林漁業及び食品産業の持続的な発展」を目的として、漁業林業法人、国内外の「食のバリューチェーン」に関わる企業に地域活性化やビジネスの創出、新たなバリューチェーンの構築・改善等に取り組む事業者を支援している。
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