ドライアイス使用量を大幅削減 冷凍配達容器「ペンギンBOX」など導入開始 グリーンコープ2025年4月14日
西日本を中心に16の生協で構成されているグリーンコープ共同体は、環境負荷の低減と持続可能な物流の実現に向けて、4月から順次、冷凍配達専用容器「ペンギンBOX」と配送用蓄冷剤「キプクル」の導入を開始。7月を目処に、物流センターから配送トラックで使用する全ての冷凍配達容器と蓄冷剤を切り替える。
冷凍配達容器「ペンギンBOX」
「ペンギンBOX」は、PET+PEとUV加工による新素材「PETパールUV」を採用した高性能な断熱容器。従来の保冷容器と比べて高い遮熱性と断熱性、軽量性を兼ね備え、耐久性と作業性に優れている。
蓄冷剤「キプクル」
「キプクル」は一般的な冷凍庫(-20℃)で凍結できる高性能蓄冷剤で、特別な急速凍結庫が要らず、扱いやすさと運用のしやすさが特長。再利用が可能で安全性も高く、ドライアイスに代わる新たな冷却手段として、環境負荷の低減が期待されている。
今回の取り組みにより、2024年度に使用していたドライアイス総量1616トンのうち、配送センターから組合員宅までの配達に使われていた仕分け用ドライアイス約981.7トンの削減が見込まれる。これは、ドライアイス使用量全体のおよそ60%以上に相当。大幅な環境負荷の軽減につながるとともに、配送の運用効率化を実現する。
ペンギンBOXとキプクルは4月から、福岡・若宮・熊本・広島の各物流センターから順次導入を開始。7月中には全センターでの切り替え完了を予定している。導入数量は、ペンギンBOXが1万4500個、キプクルが6万2000個を予定。
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