能登の稲作再生へ43人派遣 草刈りや田植えなど支援 パルシステム連合会2025年4月22日
パルシステム連合会と会員生協、関連会社で構成するパルシステムグループは、能登地震と水害で被災した石川県能登地方へ職員延べ43人を4月から10月まで派遣。支援活動として、産直産地のJAのと(本部:石川県穴水町)の水田などで、田植えや除草などを手伝う。このほか被災地域で開かれるサロン活動にも参加し、被災者の心理ケアを支援する。
JAのとで2024年に実施した草刈り支援
支援活動は4月23日から始まり、10月3日まで7回に分けて1回あたり2人から10人の職員を派遣。それぞれ県内能登町と珠洲市を中心に2泊3日の日程で活動する。
主な支援は、被災によって生産者が減少する棚田の保全や、地域の稲作の持続を目的とした農作業支援。用水路の清掃や草刈り、田植えや、獣害対策の電柵の設置などを予定している。
このほか、災害発生から現地で支援活動を展開している被災地NGO協働センター(神戸市)や(公社)ピースボート災害支援センター」(東京都新宿区)と連携し、両団体が開催するサロン活動に参加。サロン活動は、求められる支援の把握や被災者同士のつながりの手助けなどを目的に開かれている。
能登地震と豪雨被害に対しパルシステムグループでは2024年、募金を活用した経済的支援と、業務やボランティアの支援を目的に職員を派遣する人的支援を展開。人的支援では、コープいしかわの配送や共済申請手続きの業務補助、損壊した家屋での家財の片付け手伝いといったボランティア、避難所での高齢者介護などに延べ137人を派遣した。また、JAのとへは2024年6月から7月にかけて3回の支援活動を行い、職員23人が穴水町や輪島市内の水田で草刈りや電柵を設置した。
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