次世代アグリ・フードテックを牽引 岩手・一関高専から初代「スーパーアグリクリエーター」誕生2025年5月1日
一関工業高等専門学校(岩手県一関市)は、生研支援センターが実施する「スタートアップ総合支援プログラム(SBIR支援)」において、上野裕太郎さん(令和6年度当時に専攻科2年生、現・一関高専特命助教)が、アグリ・フードテック分野の将来を担う有望な若手研究起業家として、初代「スーパーアグリクリエーター(SAC)」に3月31日付で認定された。
「AgriFood SBIR ピッチ・マッチング2025」でベストプログレス賞を受賞
SAC発掘支援プログラムは、農林水産省SBIR事業の一環として実施されるプログラムで、将来のアグリ・フードテックを担う優秀な若手人材を発掘し能力向上を支援することを目的に、セミナー・PAメンタリング等の支援を実施するプログラム。
同校は、未来創造工学科化学・バイオ系の渡邊崇教授を研究代表者として、生研支援センターが実施する同プログラムに採択され、革新的な研究開発に取り組んでいる。この取り組みの中で、上野さんは、アグリ・フードテック分野の将来を担う有望な若手研究起業家として初代「スーパーアグリクリエーター(SAC)」に認定された。
また、3月17日に東京ミッドタウンで開かれた「AgriFood SBIR ピッチ・マッチング2025」で、渡邊教授が「温暖化から地球と生物を守る」複合的環境ビジネスの研究開発成果および事業構想等を発表。その取り組みが高く評価され、優秀研究課題の1つとして「ベストプログレス賞」を受賞した。(全7チームが受賞対象)
◎一関工業高等専門学校の研究課題
課題名:磯焼けウニの活用普及に寄与する閉鎖循環式陸上養殖システム・餌の開発
研究概要:オゾン浄化技術を備えた閉鎖循環式陸上養殖システムでは複数の浄化を一括で処理できるが、飼育水の汚れが酷いと有害なアンモニアの脱窒が阻害される。同研究では、磯焼け対策で駆除されるウニを活用し、①ウニ畜養に最適な浄化システムと、②ウニの品質向上とフンの汚染防止を兼ねた餌を開発し、事業モデルを構築している。
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