キユーピー×カゴメ 未利用野菜資源のバイオ炭化で共同研究2025年5月7日
キユーピーとカゴメは、未利用野菜資源をバイオ炭化する取り組みについて共同研究を開始。野菜に関わる事業に注力する両社が協力して野菜の栽培・加工に関するサステナビリティ課題解決を目指し、持続可能な農業の実現につなげる。
バイオ炭は、植物性バイオマスを酸素が少ない状態で加熱し炭化させたもの。土壌改良や炭素貯留に効果があるとされ、通常の堆肥と比べ分解されにくく、長期間土壌中に留まることができる特徴がある。
地球温暖化対策や持続可能な農業の実現が急務となる中、農林水産省が策定した「みどりの食料システム戦略」では、バイオ炭の農地施用は地球温暖化対策として推進している。
バイオ炭には土壌改良効果があり、さらには土壌への炭素貯留効果もあることが分かっているが、一方で、野菜生産における収穫残さや野菜加工品生産における加工残さなどの未利用資源の有効活用が課題となっている。
両社は、自然のめぐみを大切にしながら事業を展開してきた企業として、この課題に取り組むことで、持続可能な社会の実現への貢献をめざす。
共同研究では、水分含有量が高い野菜資源を効果的にバイオ炭化する技術を開発。効率的な脱水方法や炭化技術の確立を目指す。また、野菜由来のバイオ炭の農業利用における有効性を検証し、土壌改良効果や作物の生育促進効果を明らかにする。さらに、バイオ炭の生産・利用を通じて、CO2の固定化と排出削減を図り、J-クレジット制度を活用して、継続的にカーボンネガティブな事業モデルの確立を目指す。
両社は今後、「バイオ炭化するための技術確立(炭化条件確認、脱水条件確認)」「バイオ炭を施用した際の栽培特性の評価」「バイオ炭サンプル製造」「バイオ炭テスト施用」というステップで研究を進め、未利用野菜資源の有効活用とともに、農地の土壌改良効果の向上やCO2削減を目指す。
重要な記事
最新の記事
-
国内農業への影響避け交渉を 日米協議で自民が対策本部2025年5月7日
-
子どもたちのための逆襲【小松泰信・地方の眼力】2025年5月7日
-
なぜか前年産を下回る6年産米の検査実績【熊野孝文・米マーケット情報】2025年5月7日
-
25年産「ヒノヒカリ」に2.3万円 概算金「最低保証」で集荷力強化 JAおおいた2025年5月7日
-
全農 備蓄米5万6000t出荷 5月1日現在 前倒し出荷実施へ2025年5月7日
-
【人事異動】JA全農(5月1日付)2025年5月7日
-
農業機械大展示会「2025サンクスフェア」6月20、21日に開催 JA全農にいがた2025年5月7日
-
「親子で気ままなバスツアー2025」参加募集 JA全農とやま2025年5月7日
-
県内JA-SSで5月31日まで「au PAYキャンペーン」を実施 JA全農みえ2025年5月7日
-
「美濃いび茶」初共販会を開催 最高価格は過去最高に JA全農岐阜2025年5月7日
-
ブラウブリッツ秋田×JA全農あきた「元気わくわくキッズプロジェクト」第1弾の参加者募集 ドライフラワーアレンジメントと田植え体験2025年5月7日
-
「伊勢茶」の新茶初取引を開催 JA全農みえ2025年5月7日
-
世界ミックスダブルスカーリング選手権 日本代表チームを「ニッポンの食」でサポート JA全農2025年5月7日
-
「JA全農チビリンピック2025」開催 子どもの成長と親子のふれあいを応援2025年5月7日
-
JAグループ宮城「営農支援フェア 2025」を6月10、11日に開催 農機など29社が出展2025年5月7日
-
秋元真夏の「ゆるふわたいむ」静岡の茶畑で青空クッキング 生産者も大絶賛 JAタウン2025年5月7日
-
JAグループ高知など協力 新宿高島屋で「高知フェア」7日から開催2025年5月7日
-
「アントラーズスタジアムキャンプ2025 supported by JA共済連茨城」開催2025年5月7日
-
藤原紀香の『ゆる飲み』秋元真夏と日本酒12種類を飲み比べ JAタウン2025年5月7日
-
長崎県産「手延そうめん 島原雲仙」数量限定・送料負担なしで販売中 JAタウン2025年5月7日