熊本・植木青果市場に九州初の大型鮮度保持設備を実証導入 ZEROCO2025年5月21日
ZEROCO株式会社は、食材・食品の鮮度を長期間・高品質に保持する独自の技術「ZEROCO(ゼロコ)」を用いた大型設備(約70坪)を熊本市北区にある植木青果市場に設置し、初の市場施設における実証実験を5月19日に開始した。熊本県産食材を中心に、在庫管理と賞味期限延長を通じて新たなバリューチェーンを創出し、市場を基軸とした産地形成と地域創生のモデルケース構築に挑戦する。
ZEROCOの楠本修二郎社長(左)と植木青果市場の渡辺美佐子社長
ZEROCOを活用したこの実証実験は、2024年8月に発表した北海道千歳市の加工・物流拠点への約50坪の大型設備実証に続くもので、青果市場という「集荷・流通の起点」となる場への設置・運用は全国でも初めての取り組みとなる。
熊本は、九州地方における青果流通の重要な拠点で、全国有数の農業県。なかでも植木青果市場は、昭和44年の創業以来、地域の生産者と都市部の消費者をつなぐことを志し、ネットワークを構築している。また、市場を起点とした一次産業の青果物取引でもっとも求められる条件として、新鮮・安心・安全を保持するため、いち早く"夕競り"を始めるなど、持続可能な農業・青果流通を推進してきた。
同実証実験では、九州内を中心に生産された青果物を対象に、「ZEROCO」の鮮度保持技術を用いて保存・流通期間を延ばし、生産地が在庫を適切に管理しながら価格の主導権を持つことが可能となる新たなバリューチェーンの構築を目指す。
植木青果市場
導入されたZEROCO設備(約70坪)は、青果市場内の倉庫スペースに設置され、低温・高湿度の鮮度保持環境によって、収穫後の青果物の品質を長期間維持できる。特に出荷タイミングに制約のある品目においては、在庫調整の柔軟性を持たせることで、価格の安定化・収益性の向上を目指す。
同社は今後、九州内外への流通網の中でZEROCO活用の有効性を検証し、地域間連携による物流の新たな形を模索。また海外への流通など、幅広く展開していく。
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