「生活クラブにかほ院内新風車」竣工式 新風車愛称は「千颯」に決定2025年5月28日
生活クラブ連合会の関連団体で(一社)グリーンファンド秋田は、さらなる風力発電によるクリーンエネルギー供給のため、5月に新会社「株式会社生活クラブにかほ院内風力発電」を設立。第2号基となる風車「にかほ院内風力発電所」が稼働し、新風車の竣工式と第1号基の風車「夢風」の10周年を祝う会が5月24日に開かれた。
テープカットには、にかほ市の市川雄次市長(左から4人目)が参加
にかほ市小学生によるお祝い太鼓「仁賀保伝承こども太鼓」が披露された竣工式では、新風車の愛称「千颯(ちはや)」が発表されると、新風車の竣工を祝ってテープカットが行なわれた。
竣工式でにかほ市の市川雄次市長は「本日は風が強く寒いですね。ですがこの強風が風車を回して電力を起こしているということを実感していただければ幸いです」とあいさつ。また、にかほ市芹田自治会元会長、院内自治会長、生活クラブのメンバーがくす玉開きを行い、会場を盛り上げた。
新風車「千颯」
新風車の稼働に先立ち、にかほ院内風力発電所では、地域との連携を深める取組みの一環として、にかほ市内の小学生を対象に風車の愛称を募集。2024年4月中旬から6月末にかけて募集したところ、計69件の応募があり、にかほ市教育委員会による1次選考と株主による投票を経て、新風車の愛称は「千颯」に決まった。
竣工式の後半には、民謡日本一を誇る山形県出身の歌手・朝倉さやさんによるお祝いのコンサートを開催。軽快な山形弁や民謡「花笠音頭」などを交え、会場は一体感に包まれた。また、首都圏の生活クラブ組合員も多数参加し、生活クラブ風車への思いを込めた歌を披露した。
また、同日夕刻に行なわれた懇親会では、生活クラブ風車1号基「夢風」を設置しているにかほ市芹田自治会が、感謝状を生活クラブに贈呈。発電のために地域の場所を借りるだけでなく、地元の特産品などの生活クラブでの共同購入や、生活クラブ組合員と地元住民との交流を通じた絆づくりへの感謝を元自治会長の荒川定敏氏から伝えられた。
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