パルシステム給付型奨学金 2025年度は20人へ給付2025年6月2日
パルシステム連合会とグループ10生協により設立された、(一財)パルシステム若者応援基金は2025年度、新たに20人を対象に、返済不要の奨学金給付を開始。これにより奨学生数は延べ97人となった。パルシステムの奨学金制度は、伴走支援団体による精神的なケアも特徴で、同生協の利用者からの寄付で運用されている。
新たに給付する20人は、パルシステムの活動エリアを中心とする地域で生活を送る大学(短大含む)や専門学校に通う学生。それぞれ経済的な困窮のみではなく、家庭内での暴力やネグレクト、家族の病気などの問題に直面し、支援を必要としている。
パルシステムの奨学金制度は、対象の学生に毎月4万円の奨学金を給付するほか、生活相談をはじめ精神的にも学生生活をサポートする「伴走型支援」が特徴。パルシステムの産直提携先での農業やボランティアなど社会体験プログラムを用意し、学業以外の経験を重ね、多様な人たちとのつながりを広げる機会も提供する。
募金の一部は、伴走支援する15団体の活動費としても活用。資金は、利用者である組合員からの募金によってまかなわれており、2024年度は5376万520円が寄せられ、延べ募金額は2億199万7297円となった。
毎月一定額を寄付する「奨学生応援サポーター」は、1万1434人(3月31日時点)。サポーターからは奨学生へのメッセージも多数寄せられ、「多くの大人や団体に支えられている」という実感により、生活していく上での安心感につながっている。
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