衆参両院で「協同組合の振興」を決議 採択を歓迎 パルシステム2025年6月2日
日本の協同組合の振興と発展を政府へ求める「国際協同組合年に当たり協同組合の振興を図る決議」が5月27日に衆議院で、また、28日に参議院でそれぞれ採択された。パルシステム連合会は、本決議の採択を歓迎し、協同組合としてあらためて持続可能な社会の実現を決意した。
メッセージ全文は次の通り。
衆参両院の「協同組合の振興を図る決議」を歓迎します
パルシステム生活協同組合連合会
代表理事理事長大信政一
日本の協同組合の振興と発展を政府へ求める「国際協同組合年に当たり協同組合の振興を図る決議」が、5月27日(火)に衆議院、28日(水)参議院でそれぞれ採択されました。国会において、協同組合に関する決議が採択されたことは初めてです。私たちは、本決議の採択を歓迎し、協同組合としてあらためて持続可能な社会の実現を決意します。
協同組合は、相互扶助の精神に基づく民間の非営利組織です。決議では、持続可能な社会づくりに当たる有力な主体として協同組合を位置づけ、協同組合の定義・価値・原則を尊重した政策の立案を、政府へ求めています。
2025年は、国連が定めた2度目の「国際協同組合年」です。同一名称の国際年が2回設定されるのは異例であり、協同組合に対する役割の発揮は国際社会からも期待されています。
近年、社会の分断や気候変動、環境汚染、人権問題など、次世代へ先送りしてはならない懸案が山積しています。これら諸課題は、政府介入や市場原理だけで解決できるものではありません。人と人がつながり、一人ひとりと向き合う協同組合だからこそ、それぞれの立場を尊重した解決が図られると考えます。
協同組合の発展と振興を政府へ求める本決議を受け、私たちは強い期待と責任を感じます。穏やかで平和な生活を次世代へ引き継ぐため、頻発する諸課題を解決するための機能として、助け合いの力による持続可能な社会の実現をあらためて決意します。
2025年5月30日
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