草の根の活動を応援 助成総額5千万円超 200以上の地域団体と連携 パルシステム連合会2025年6月6日
パルシステムグループは2024年度、地域で活動するNPOなど208団体へ総額5331万5356円を助成した。助成団体数、総額ともに前年度から増加し、地域の諸団体との連携を広げている。不安定な世界情勢や国内の米高騰などが暮らしに影響を及ぼすなか、さまざまな課題に向き合う団体の活動を資金面で応援する。
耕作放棄地を再生したワイン用ブドウ畑
2024年度は、グループ9組織が運用する11の助成制度で222団体に5331万5356円を助成した。助成金は各組織の宅配や共済・福祉などの事業剰余金で運用しており、利用者の購買行動が地域への支援につながっている。
パルシステムグループの各組織は、事業を展開する地域内での市民による幅広い活動を助成制度で応援。パルシステム共済連は利用者による教育や福祉、健康維持活動、パルシステム連合会は全国に広がる取引先や産地などによる地域づくりの活動を助成する。国際協同組合年にさらなる協同の力を発揮し、利用者とともに人と人のつながりや誰もが暮らしやすい地域をつくる活動を支える。
◎2024年度助成活動事例
株式会社小田原柑橘倶楽部(パルシステム連合会「地域づくり基金」助成団体)
小田原市片浦地区の農家を支援するため、地元農家と商工業者をつなげ農商工連携による地域活性化を目指す同団体は、飲料の「地域振興サイダー」をはじめ、片浦レモンやみかんを使った加工品の企画販売を中心に活動している。
助成金で購入した草刈機
助成金で農機を購入し、これまでボランティアの手作業に頼っていた荒地の整備や草取り作業の効率化につながった。耕作放棄されていたみかん畑を再生し、レモンやワイン用ブドウの有機栽培に励んでいる。今後も地域の農業再生や経済活性化を目指す。
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