坂ノ途中 スーパーマーケットへの出店が加速 関西圏で集中的に展開2025年9月2日
環境負荷の小さな農業の普及をめざす株式会社坂ノ途中は、農薬や化学肥料を使わずに育てられた野菜の販売で、デイリーカナート洛北阪急スクエア店(イズミヤ・阪急オアシス株式会社)など複数のスーパーマーケットで出店を進め、このほど、デイリーカナート イズミヤ千本北大路店、千本中立売店で10店舗を達成した。
デイリーカナート洛北阪急スクエア店
坂ノ途中は、西日本を中心に全国約400軒の生産者と提携し、年間500種類以上の野菜を取り扱っている。生産者との直接取引により、多くの野菜を新鮮なうちに届けることができる。
この強みを生かして、2019年に、商業施設内に独立した店舗として売り場を設置するインショップ事業を開始。また、2022年からは、消費者の視覚に訴えるVMD(ビジュアルマーチャンダイジング)の手法を取り入れたコーナーづくりを進めた。その結果、同店での売上は2年で約8倍に伸長。陳列方法やポップの配置の工夫など、ここでの学びを活かして他のスーパーマーケットにも展開し、このほどデイリーカナート イズミヤ千本北大路店、千本中立売店でインショップ開設11店舗目となった。
阪急オアシス 宝塚南口店
環境問題への関心から、環境に負荷をかけずに生産されたオーガニック製品を取り扱う風潮が高まっている。農林水産省が策定した「みどりの食料システム戦略」に基づき、有機農業を地域ぐるみで推進するオーガニックビレッジに取り組む自治体も増えてきた。
同社は、日常生活の導線にインショップを設け、店舗の商品を魅力的に見せることで、もともとオーガニック食品や有機農業への関心が薄かった消費者へも認知拡大や購入につなげている。
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(172)食料・農業・農村基本計画(14)新たなリスクへの対応2025年12月13日 -
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(89)フタルイミド(求電子剤)【防除学習帖】第328回2025年12月13日 -
農薬の正しい使い方(62)除草剤の生態的選択性【今さら聞けない営農情報】第328回2025年12月13日 -
スーパーの米価 前週から14円下がり5kg4321円に 3週ぶりに価格低下2025年12月12日 -
【人事異動】JA全農(2026年2月1日付)2025年12月12日 -
新品種育成と普及 国が主導 法制化を検討2025年12月12日 -
「農作業安全表彰」を新設 農水省2025年12月12日 -
鈴木農相 今年の漢字は「苗」 その心は...2025年12月12日 -
米価急落へ「時限爆弾」 丸山島根県知事が警鐘 「コミットの必要」にも言及2025年12月12日 -
(465)「テロワール」と「テクノワール」【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年12月12日 -
VR体験と牧場の音当てクイズで楽しく学ぶ「ファミマこども食堂」開催 JA全農2025年12月12日 -
いちご生産量日本一 栃木県産「とちあいか」無料試食イベント開催 JA全農とちぎ2025年12月12日 -
「いちごフェア」開催 先着1000人にクーポンをプレゼント JAタウン2025年12月12日 -
生協×JA連携開始「よりよい営農活動」で持続可能な農業を推進2025年12月12日 -
「GREEN×EXPO 2027交通円滑化推進会議」を設置 2027年国際園芸博覧会協会2025年12月12日 -
【組織改定・人事異動】デンカ(1月1日付)2025年12月12日 -
福島県トップブランド米「福、笑い」飲食店タイアップフェア 期間限定で開催中2025年12月12日 -
冬季限定「ふんわり米粉のシュトーレンパウンド」など販売開始 come×come2025年12月12日 -
宮城県酪初 ドローンを活用した暑熱対策事業を実施 デザミス2025年12月12日 -
なら近大農法で栽培「コープの農場のいちご」販売開始 ならコープ2025年12月12日


































