お盆の帰省需要など好調で売上堅調 外食産業市場動向調査8月度 日本フードサービス協会2025年9月26日
日本フードサービス協会は9月25日、協会会員社を対象とした外食産業市場動向調査の2025年8月度の集計結果を発表した。
8月は、2024年と比較して土日数が多い曜日まわりで、台風の影響も少なく猛暑が続き、冷たいメニューやビール類などの売上増に加えてお盆の帰省需要も好調。外食全体の売上は108.4%となった。夏休みの行楽や観光需要は立地によって天候に左右されたものの、外食需要はFFを中心におおむね堅調に推移したが、物価高が続くなかで一部では客数の伸び悩みなどがみられた。
業態別はファストフード(FF)の全体売上107.4%。「洋風」は、夏限定の新商品や定番の季節メニューが好調で、売上107.0%。「和風」は、客数の伸びが弱かったが、期間限定の定食メニュー等が好調で、売上108.6%。
「麺類」は、猛暑で冷たいメニューとビールの販促が引き続き好調で売上110.0%。「持ち帰り米飯/回転寿司」は、持ち帰り米飯中心に客数が引き続き弱いものの、回転寿司ではお盆期間の集客が好調だったところもあり、売上106.0%。「その他」は、「アイスクリーム」が今月も人気キャラクターとのコラボ商品を投入して好調、売上は105.0%となった。
ファミリーレストラン業態(FR)の全体売上は109.8%。お盆時期を中心に帰省や行楽需要がおおむね堅調で、「洋風」は低価格業態の好調に加え、お値打ち感のある商品が客単価を押し上げたところもあり、売上109.6%。
「和風」は、昨年と異なり台風等の天候に左右される日が減り、売上112.2%。「中華」は、ビールの販促や店舗数増で、売上110.4%となった。「焼き肉」は、お盆時期の好調と土日数が多い曜日まわりから客足がもどり、売上は106.5%となった。
パブ・居酒屋業態の飲酒業態は、連日の猛暑でビール販売が好調。昨年は大型の台風で予約キャンセルが相次いだが、今年は比較的天候にも恵まれ、売上は109.1%となった。
ディナーレストラン業態は、インバウンド需要の勢いは各社まちまちだったが、昨年のような悪天候の影響は少なく、お盆帰省や夏休みなどの需要が好調で売上は110.8%。大阪のターミナル周辺の一部店舗では、夏休みで賑わう大阪・関西万博によるプラスの影響がみられた。
喫茶業態は、物価高による客単価の上昇が売上増の主要因と思われるが、夏用のドリンク類の投入や各種販促の努力もあり、売上110.9%。
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