パルシステムの奨学金制度「2025年度グッドデザイン賞」を受賞2025年10月16日
パルシステム生活協同組合連合会の『パルシステム給付型奨学金』が、2025年度グッドデザイン賞を受賞した。生活相談などを通じた学生に寄り添う伴走型支援や社会体験プログラムなどの仕組みが評価された。
受賞では、経済支援にとどまらず奨学生に寄り添う細やかな対応や、社会体験の提供による学業以外での成長を支援する仕組みなどが理由にあげられた。
パルシステム給付型奨学金『若者応援基金』は、学生に毎月4万円の奨学金を給付するほか、生活相談をはじめ精神的にも学生生活をサポートする「伴走型支援」が特徴。パルシステムの産直提携先での農業やボランティアなど社会体験プログラムを用意し、学業以外の経験を重ね、多様な人たちとのつながりを広げる機会も提供する。
募金の一部は、伴走支援する団体の活動費としても活用。資金は、利用者である組合員からの募金によってまかなわれ、2020年の制度創設以来、累計97人に給付している。募金額は、2024年度に5376万520円、総計2億199万7297円が寄せられた。
◎グッドデザイン賞審査委員による評価コメント
「社会経済の不安定が影響して給付型奨学金の需要は高まり、昨今は対応する制度は増えつつあるが、パルシステムが持つ顧客とのネットワークは、資金の調達力と活動の持続性に適合している。全国的に事業展開するパルシステムが、各地域の団体と連携することで、学生の心身のサポートや進路相談に寄り添う細やかな対応ができていること、貧困家庭では社会との接点が少ないという課題に対して体験を行う支援は、利用者が抱える課題を深く掘り下げて生まれた解決策である。学生が安定して就業を全うすることを目的に構築された明確な取り組みだ」
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