JGAPがGFSI承認取得をめざす2014年5月20日
日本GAP協会は、2017年までにJGAPの基準および認証について、国際的な認証制度の格付機関であるGFSIの承認を取得する方針で具体的な検討を開始したことを5月19日に明らかにした。
GFSI(Global Food Safety Initiative)は、グローバル展開する70カ国400社以上の小売業・食品メーカーで構成されるThe Consumer Goods Forumの下に設立された組織で、サプライチェーンを通して食品安全について協働し、知識を交換・共有し、ネットワークを築くためのプラットフォーム。その具体的な活動の一つとして、食品安全にかかわる認証制度(HACCPやGAPなど)についてベンチマークを提供。この仕組みによって承認を受けた認証制度は「GFSI承認スキーム」と呼ばれ、世界的に通用する食品安全の国際規格として、世界中で利用される。
現在、GFSI承認スキームは、GLOBALG.A.PをはじめFSSC22000(オランダ)、CanadaGAP(カナダ)、SQF(アメリカ)、BRC(イギリス)、IFS(ドイツ)など9つのスキームがあるが、日本でのGFSI認証を取得しているものはまだない。
JGAPでは、このGFSI承認を取得することで、国内・海外への流通の「入口」になることができると考え、GFSI承認を取得するために、JGAP基準の見直しを含めて、取組んでいくことにした。
(関連記事)
・香港・上海バイヤーとの輸出商談会開催(2014.05.14)
・経団連とJAグループ 連携強化プラン発表(2014.05.14)
・日本GAP協会 台湾事務所設立(2014.03.17)
・産地リーダー養成研修を創設 日本GAP協会(2013.11.21)
・日本農業法人協会をJGAP指導員研修機関に(2013.07.19)
重要な記事
最新の記事
-
「良き仲間」恵まれ感謝 「苦楽共に」経験が肥やし 元島根県農協中央会会長 萬代宣雄氏(2)【プレミアムトーク・人生一路】2025年4月30日
-
【農業倉庫保管管理強化月間特集】現地レポート:福島県JA夢みなみ岩瀬倉庫 主食用米確かな品質前面に(1)2025年4月30日
-
【農業倉庫保管管理強化月間特集】現地レポート:福島県JA夢みなみ岩瀬倉庫 主食用米確かな品質前面に(2)2025年4月30日
-
アメリカ・バースト【小松泰信・地方の眼力】2025年4月30日
-
【人事異動】農水省(5月1日付)2025年4月30日
-
コメ卸は備蓄米で儲け過ぎなのか?【熊野孝文・米マーケット情報】2025年4月30日
-
米価格 5kg4220円 前週比プラス0.1%2025年4月30日
-
【農業倉庫保管管理強化月間にあたり】カビ防止対策徹底を 農業倉庫基金理事長 栗原竜也氏2025年4月30日
-
米の「民間輸入」急増 25年は6万トン超か 輸入依存には危うさ2025年4月30日
-
【JA人事】JAクレイン(山梨県)新組合長に藤波聡氏2025年4月30日
-
【'25新組合長に聞く】JA新潟市(新潟) 長谷川富明氏(4/19就任) 生産者も消費者も納得できる米価に2025年4月30日
-
備蓄米 第3回は10万t放出 落札率99%2025年4月30日
-
「美杉清流米」の田植え体験で生産者と消費者をつなぐ JA全農みえ2025年4月30日
-
東北電力とトランジション・ローンの契約締結 農林中金2025年4月30日
-
大阪万博「ウガンダ」パビリオンでバイオスティミュラント資材「スキーポン」紹介 米カリフォルニアで大規模実証試験も開始 アクプランタ2025年4月30日
-
農地マップやほ場管理に最適な後付け農機専用高機能ガイダンスシステムを販売 FAG2025年4月30日
-
鳥インフル 米デラウェア州など3州からの生きた家きん、家きん肉等 輸入停止措置を解除 農水省2025年4月30日
-
埼玉県幸手市で紙マルチ田植機の実演研修会 有機米栽培で地産ブランド強化へ 三菱マヒンドラ農機2025年4月30日
-
国内生産拠点で購入する電力 実質再生可能エネルギー由来に100%切り替え 森永乳業2025年4月30日
-
外食需要は堅調も、物価高騰で消費の選別進む 外食産業市場動向調査3月度 日本フードサービス協会2025年4月30日