スマートIC栽培実験農場で加工用トマトの実証栽培を開始 ヤンマー×カゴメ×長浜市2021年4月21日
ヤンマーマルシェは4月20日、滋賀県長浜市とカゴメと連携し、長浜市にある小谷城スマートIC栽培実験農場で、加工用トマトの産地化に向けた官民連携による実証栽培の取り組みを開始した。
長浜市の小谷城スマートIC栽培実験農場
同実証は、健康ブームを背景に、需要の高い国産加工用トマトの効率的栽培方法を確立することで、長浜市の農業者の経営安定化及び地域農業の持続的発展を目指すもの。30アールのほ場(露地)にトマト苗約5000本を定植する。高齢化や担い手不足に対応する「機械化一貫体系の構築(省力化)」や、コロナ禍において、遠隔地からでも栽培方法や肥培管理等の生産指導ができるスマート農業の実証を行う。
三者は、小谷城スマートIC栽培実験農場での実証栽培を機に連携・協力し、長浜市における加工用トマトの産地化をめざす。4月に農場への植え付けをおこない、夏頃の収穫を予定している。実証期間は7月30日まで。
ヤンマーホールディングスのグループ会社として食事業の推進を目的に設立されたヤンマーマルシェは、同実証で植え付けなどに使う農業機械を提供し、栽培をサポート。収穫後は農産物を買い取り、カゴメとの売買契約に基づき6次産業化に活用する。
官民連携イメージ
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