ネギハモグリバエ「B系統」県内で初発生 島根県2021年11月19日
島根県病害虫防除所は、県内で初となるネギハモグリバエB系統の発生を県東部で確認。これを受け、11月17日に病害虫発生予察特殊報第2号を発令した。
ネギハモグリバエの幼虫(左)、ネギハモグリバエの成虫(写真提供:島根県病害虫防除所)
9月末に県東部で栽培されている白ネギほ場で、ハモグリバエによる激しい被害が認められた。この被害症状は従来のネギハモグリバエ(A系統)と異なり、他都府県で発生が認められているネギハモグリバエ別系統(B系統)に酷似。このため、採集した被害株から幼虫を飼育し、羽化後の成虫を国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構野菜花き研究部門に遺伝子解析を依頼したところ、10月27日に島根県では初確認となるB系統と同定された。
B系統は2016年に京都府で確認されて以降、現在まで全国27都府県で発生を確認。中国地方では鳥取県と山口県で発生が確認されている。
被害の特徴としては、幼虫がネギ葉中に潜り込んで食害し、食害後は白い筋状の潜孔を形成する。B系統はA系統に比べて1葉当たりの幼虫数が多く、被害が激しい場合には葉全体が白化したように見える。また、雌成虫は産卵管で葉の表面に直径1ミリ前後の穴をあけ、そこからにじみ出る汁を摂食したり、葉の中に産卵したりする。
形態と生態については、A系統とB系統は成虫の形態での区別は困難で、幼虫の被害状況とmtCOI領域の塩基配列の違いで区別できる。成虫の体長は2~3ミリで、胸部と腹部は黒く、その他の部分は淡黄色。幼虫は淡黄色のウジで、葉中を加害し成長する。終齢幼虫は体長が約3~4ミリに達すると葉から脱出して、地表または土中で褐色で俵状の蛹になる。
A系統の卵から羽化までの発育日数は20℃で36~40日、25℃で23~26日、30℃で約19日。A系統の被害はネギの他タマネギ、ラッキョウ、ニラ、ニンニク、ワケギで認められている。一方、B系統の被害は現在ネギの他、一部のタマネギで認められる。
同防除所では次のとおり防除対策を呼びかけている。
〇発生を認めた場合、被害葉を取り除き、ネギハモグリバエに登録のある薬剤を散布し防除を徹底する。なお、薬剤抵抗性害虫出現防止のため、同一系統薬剤の連用を避ける。
〇被害葉及び収穫残さは本種の発生源となるため、残さ等はほ場内に放置せず、一か所にまとめて積み上げ、表面をビニ-ルで被覆する等適切に処分する。
重要な記事
最新の記事
-
宮崎県で鳥インフル 国内13例目2026年1月5日 -
埼玉県で鳥インフル 国内12例目2026年1月5日 -
北海道で鳥インフル 国内11例目2026年1月5日 -
1月の野菜生育状況と価格見通し キャベツ、レタスは平年を下回る見込み 農水省2026年1月5日 -
令和7年度のJA共済「全国小・中学生 書道・交通安全ポスターコンクール」入賞者決定 JA共済連2026年1月5日 -
JA西三河 ミニトマト「赤美味」学生が作った新ロゴ披露 愛知県西尾市2026年1月5日 -
従業員オーナーシップ普及団体に参画 農林中金2026年1月5日 -
若者を欺く世論調査という名の陰謀【森島 賢・正義派の農政論】2026年1月5日 -
デジタル証券株式会社へ出資 農林中金キャピタル2026年1月5日 -
【年頭あいさつ 2026】渋澤温之 パルシステム生活協同組合連合会 代表理事理事長2026年1月5日 -
【今川直人・農協の核心】農協の農業経営をめぐる環境変化(4)2026年1月5日 -
殺菌剤「ジオゼット水和剤」取り扱い開始 OATアグリオ2026年1月5日 -
農福連携×メタバース 大隅半島ノウフクコンソーシアムとパートナーシップ協定締結 AGRIVERSE2026年1月5日 -
東京農工大にオフィス開設 新規事業開発、人材採用を加速 テラスマイル2026年1月5日 -
大田市場の仲卸・大治と生鮮流通における戦略的パートナーシップを締結 SANKO MARKETING FOODS2026年1月5日 -
千葉県香取市「令和7年度第2回おためし地域おこし協力隊」参加者を募集2026年1月5日 -
広島の食と特産物が一堂に「広島ふるさと祭り」9日から上野公園で開催2026年1月5日 -
鳥インフル 米国からの生きた家きん、家きん肉等 輸入を一時停止 農水省2026年1月5日 -
誰もが農業を学べる場を「週末農業スクール」クラファンで支援募集 マイファーム2026年1月5日 -
空撮・測量・点検・物流・農業まで一挙紹介「DJIドローンフェス2026」開催 セキド2026年1月5日


































