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江ノ島電鉄と「アクアポニックス事業」で連携協定 アクポニ2023年1月27日

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循環型ビジネスを提案するアクポニ(神奈川県横浜市)は1月26日、江ノ島電鉄とアクアポニックス事業に関する連携協定を締結。同協定は、循環型農業・アクアポニックスの普及および事業化に向けた実験等について両社が協力し、江ノ電沿線地域の課題解決と循環型社会の推進をめざしている。

江ノ島電鉄がアクアポニックスで目指すイメージ江ノ島電鉄がアクアポニックスで目指すイメージ

2020年以降、新型コロナウイルスの流行により人々の行動や生活様式が変化し、鉄道・バス・観光業界は大きな打撃を受けた。現在も、観光客の減少などの影響で地域で事業者の疲弊が長期化している。江ノ島電鉄は、湘南藤沢鎌倉地域におけるこうした地域課題を解決するため、「移」「食」「住」をテーマとした新規事業の可能性を模索していたところ、アクアポニックスの強みである「地域に循環をつくり、地産地消を促進する」「環境負荷が低く、SDGsの11項目のゴール実現につながる」などが地域課題の解決に向けたニーズに合致し、連携協定の締結に至った。

アクポニは2014年、アクアポニックス専門企業として創業し、環境負荷の少ない循環型農業・アクアポニックスを普及促進する事業を行ってきた。現在は神奈川県藤沢市で2つの直営農場を運営し、研究開発や導入・生産支援、教育事業等を行っている。

両社は、新規に立ち上げるアクアポニックス事業を通じて、湘南藤沢鎌倉地域に新しい価値を創造し、地域課題の解決および循環型社会を推進する。連携に伴う具体的施策の第一弾として、乗降客の多い江ノ島駅構内において、アクアポニックス施設を設置。魚(ティラピア)と葉物野菜(レタス)を育てながら、アクアポニックスの認知拡大を主眼としたプロモーションを行うとともに、生産物を地域に提供するなどの事業可能性を検証する。

同施設の本稼働は2023年3月を予定。今後は、生産できる魚や野菜の品目を増やしていくとともに、加工品等の6次化や海水を活用したアクアポニックスにも挑戦する。

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