【注意報】シロイチモジヨトウが県内全域で多発 2回目の注意報を発令 三重県2023年10月18日
三重県病害虫防除所は、ネギとアブラナ科野菜にシロイチモジヨトウが県内全域で多発していることから、10月16日に令和5年度病害虫発生予察注意報第6号を発令した。
三重県病害虫防除所によると、青ネギの巡回調査ほ場(10月第1~2週)では、被害株率25.8%(平年5.4%)と多い。また、フェロモントラップにおける誘殺数は、松阪市嬉野川北町(9月第3半旬~10月第2半旬)で585頭(平年89頭)と多くなっている(図1)。
名古屋地方気象台が10月12日に発表した1か月予報によると、向こう1か月の気温は高く降水量は少ない見込み。このため、シロイチモジヨトウの発生に好適な条件が続くと考えられる。
図2:シロイチモジヨトウによるネギの食害(提供:三重県病害虫防除所)
同防除所では次のとおり防除対策を呼びかけている。
〇幼虫は表皮を残して食害するため、特にネギでは被害葉はふんや穴を伴いながら白く透けて垂れ下がる(図2)。こまめにほ場を見回り発生初期の防除に努める。
〇薬剤の効果が高い若齢のうちに防除する。
〇薬剤抵抗性回避のため、異なる作用機構の薬剤をローテーション散布する。
〇防除薬剤は三重県農薬情報システムで検索できる。
〇シロイチモジヨトウのフェロモントラップ誘殺状況は、以下の野菜の病害虫のページで随時更新している。
重要な記事
最新の記事
-
【注意報】とうもろこしにアワノメイガが多誘殺 早めの防除を 北海道2025年7月1日
-
【人事異動】農水省(7月1日、6月30日付)2025年7月1日
-
農水省 熱中症対策を強化 大塚製薬と連携し、コメリのデジタルサイネージで啓発2025年7月1日
-
作況指数公表廃止よりもコメ需給全体の見直しが必要【熊野孝文・米マーケット情報】2025年7月1日
-
【JA人事】JA岡山(岡山県)新会長に三宅雅之氏(6月27日)2025年7月1日
-
【JA人事】JAセレサ川崎(神奈川県)梶稔組合長を再任(6月24日)2025年7月1日
-
【JA人事】JA伊勢(三重県) 新組合長に酒徳雅明氏(6月25日)2025年7月1日
-
米穀の「航空輸送」ANAと実証試験 遠隔地への迅速な輸送体制構築を検証 JA全農2025年7月1日
-
JA全農「国産大豆商品発見コンテスト」開催 国産大豆を見つけて新商品をゲット2025年7月1日
-
こども園で食育活動 JA熊本経済連2025年7月1日
-
産地直送通販サイト「JAタウン」新規会員登録キャンペーン実施2025年7月1日
-
7月の飲食料品値上げ2105品目 前年比5倍 価格改定動向調査 帝国データバンク2025年7月1日
-
買い物困難地域を支える移動販売車「EV元気カー」宮崎県内で運用開始 グリーンコープ2025年7月1日
-
コイン精米機が農業食料工学会「2025年度開発賞」を受賞 井関農機2025年7月1日
-
「大きなおむすび 僕の梅おかか」大谷翔平選手パッケージで発売 ファミリーマート2025年7月1日
-
北海道産の生乳使用「Café au Laitカフェオレ」新発売 北海道乳業2025年7月1日
-
非常事態下に官民連携でコメ販売「金芽米」市民へ特別販売 大阪府泉大津市2025年7月1日
-
農作物を鳥被害から守る畑の番人「BICROP キラキラ鳥追いカイト鷹」新発売 コメリ2025年7月1日
-
鳥取県産きくらげの魅力発信「とっとりきくらげフェア」開催 日本きのこセンター2025年7月1日
-
鳥インフル 英国チェシャ―州など14州からの生きた家きん、家きん肉等 一時輸入停止措置を解除 農水省2025年7月1日