【注意報】茶に炭疽病 県下全域で多発のおそれ 宮崎県2024年8月2日
宮崎県病害虫防除所は、茶に炭疽病が県下全域で多発のおそれがあるとして、8月1日に令和6年度病害虫発生予察注意報第4号を発表した。
図1:発生面積率の推移・図2:発病度の推移
宮崎県病害虫防除所によると、6月中旬の巡回調査の結果、炭疽病の発生面積率は85.7%(平年36.6%)で平年比で多く、発生程度(㎡当たりの病葉数)は10.8葉(平年3.8葉)で平年比やや多かった。その後も発生は増加傾向にあり、7月中旬の巡回調査の結果、発生面積率は83.3%(平年53.6%)、発生程度(㎡当たりの病葉数)は26.7葉(平年8.6葉)でいずれも平年比で多かった(図1、2)。
同防除所では次のとおり防除対策を呼びかけている。
〇炭疽病は、樹上に残った発病葉が次茶期の伝染源となるため、前茶期に発生が多かった茶園では発生が多くなる傾向にある。また、病原菌は雨によって飛散するため、降雨が多い場合は注意が必要。
〇同病は開葉して間もない柔らかい新葉に感染するため、秋芽の萌芽期~開葉期に重点的に防除する。
〇品種により炭疽病への抵抗性が異なるため、同病に弱い品種の「やぶきた」、「おくみどり」、「さやまかおり」等は特に注意する。
〇薬剤耐性菌の発生を防ぐため、同一薬剤の連用は避ける。
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(139)-改正食料・農業・農村基本法(25)-2025年4月26日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(56)【防除学習帖】第295回2025年4月26日
-
農薬の正しい使い方(29)【今さら聞けない営農情報】第295回2025年4月26日
-
1人当たり精米消費、3月は微減 家庭内消費堅調も「中食」減少 米穀機構2025年4月25日
-
【JA人事】JAサロマ(北海道)櫛部文治組合長を再任(4月18日)2025年4月25日
-
静岡県菊川市でビオトープ「クミカ レフュジア菊川」の落成式開く 里山再生で希少動植物の"待避地"へ クミアイ化学工業2025年4月25日
-
25年産コシヒカリ 概算金で最低保証「2.2万円」 JA福井県2025年4月25日
-
(432)認証制度のとらえ方【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年4月25日
-
【'25新組合長に聞く】JA新ひたち野(茨城) 矢口博之氏(4/19就任) 「小美玉の恵み」ブランドに2025年4月25日
-
水稲栽培で鶏ふん堆肥を有効活用 4年前を迎えた広島大学との共同研究 JA全農ひろしま2025年4月25日
-
長野県産食材にこだわった焼肉店「和牛焼肉信州そだち」新規オープン JA全農2025年4月25日
-
【JA人事】JA中札内村(北海道)島次良己組合長を再任(4月10日)2025年4月25日
-
【JA人事】JA摩周湖(北海道)川口覚組合長を再任(4月24日)2025年4月25日
-
第41回「JA共済マルシェ」を開催 全国各地の旬の農産物・加工品が大集合、「農福連携」応援も JA共済連2025年4月25日
-
【JA人事】JAようてい(北海道)金子辰四郎組合長を新任(4月11日)2025年4月25日
-
宇城市の子どもたちへ地元農産物を贈呈 JA熊本うき園芸部会が学校給食に提供2025年4月25日
-
静岡の茶産業拡大へ 抹茶栽培農地における営農型太陽光発電所を共同開発 JA三井リース2025年4月25日
-
静岡・三島で町ぐるみの「きのこマルシェ」長谷川きのこ園で開催 JAふじ伊豆2025年4月25日
-
システム障害が暫定復旧 農林中金2025年4月25日
-
神奈川県のスタートアップAgnaviへ出資 AgVenture Lab2025年4月25日