【注意報】おうとう灰星病 県下全域で多発のおそれ 山形県2025年5月26日
山形県病害虫防除所は、おうとう灰星病が県下全域で多発のおそれがあるとして、5月23日に令和7年度病害虫発生予察注意報第1号を発表した。
山形県病害虫防除所によると、5月後半の巡回調査(5月19日~22日)では、灰星病による幼果腐れが9地点中4地点(確認地点率:44.4%、平年:5.5%)と多かった。また、前回調査(5月中旬、確認地点率:20.0%)より、増加している(図1)。一部の園地では着果量の多い部位で発病果が多くみられている。
(提供:山形県病害虫防除所)
4月下旬から5月中旬まで降雨日数はやや多く、感染に好適な気象となっている。向こう1か月の天候は、降水量は平年並と予報されている。
(提供:山形県病害虫防除所)
同防除所では次のとおり防除対策を呼びかけている。
〇雨よけビニール被覆作業は、遅れないよう適期に実施する。
〇幼果腐れは熟果への伝染源となり、短期間に発病が増加するため、園内をよく見回り、早期発見に努める。
〇特に着果量の多い園地や樹では、摘果を徹底するとともに、発生に注意しこまめに園地を見回る。
〇発病果は見つけ次第摘み取り、園地外に持ち出し適切に処分する。
〇幼果腐れの発生が見られる園では、直ちに薬剤散布を実施する。
〇幼果腐れの発生が見られない園でも、薬剤散布に当たっては10日を目安に散布間隔があかないよう注意し、果実に十分付着するようていねいに散布する。
〇薬剤散布予定日に降雨が予想されるときは、計画を前倒しして降雨前に散布する。なお、その場合は、散布間隔があかないように追加防除を実施する。
〇薬剤によって果実が汚れることがあるため、薬剤の選定や使用時期に注意する。なお、収穫前日数と使用回数は品種毎に遵守する。
重要な記事
最新の記事
-
【注意報】水稲に斑点米カメムシ類 県下全域で多発のおそれ 茨城県2025年7月11日
-
【注意報】斑点米カメムシ類 県内全域で多発のおそれ 新潟県2025年7月11日
-
【注意報】果樹に大型カメムシ類 果実被害多発のおそれ 北海道2025年7月11日
-
【注意報】果樹カメムシ類 県内全域で多発のおそれ 福島県2025年7月11日
-
【注意報】おうとう褐色せん孔病 県下全域で多発のおそれ 山形県2025年7月11日
-
【第46回農協人文化賞】出会いの大切さ確信 共済事業部門・全国共済農協連静岡県本部会長 鈴木政成氏2025年7月11日
-
【第46回農協人文化賞】農協運動 LAが原点 共済事業部門・千葉県・山武郡市農協常務 鈴木憲氏2025年7月11日
-
政府備蓄米 全農の出荷済数量 80%2025年7月11日
-
【'25新組合長に聞く】JA加賀(石川) 道田肇氏(6/21就任) ふるさとの食と農を守る2025年7月11日
-
【'25新組合長に聞く】JA新みやぎ(宮城) 小野寺克己氏(6/27就任) 米価急落防ぐのは国の責任2025年7月11日
-
(443)矛盾撞着:ローカル食材のグローバル・ブランディング【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年7月11日
-
【2025国際協同組合年】協同組合の父 賀川豊彦とSDGs 連続シンポ第4回第二部2025年7月11日
-
米で5年間の事前契約を導入したJA常総ひかり 令和7年産米の10%強、集荷も前年比10%増に JA全農が視察会2025年7月11日
-
旬の味求め メロン直売所大盛況 JA鶴岡2025年7月11日
-
腐植酸苦土肥料「アヅミン」、JAタウンで家庭菜園向け小袋サイズを販売開始 デンカ2025年7月11日
-
農業・漁業の人手不足解消へ 夏休み「一次産業 おてつたび特集」開始2025年7月11日
-
政府備蓄米 全国のホームセンター「ムサシ」「ビバホーム」で12日から販売開始2025年7月11日
-
新野菜ブランド「また明日も食べたくなる野菜」立ち上げ ハウス食品2025年7月11日
-
いなげや 仙台牛・仙台黒毛和牛取扱い25周年記念「食材王国みやぎ美味いものフェア」開催2025年7月11日
-
日本被団協ノーベル平和賞への軌跡 戦後80年を考えるイベント開催 パルシステム東京2025年7月11日