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【注意報】黒大豆・小豆に吸実性カメムシ類 府内全域で多発のおそれ 京都府2025年8月26日

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京都府病害虫防除所は、黒大豆・小豆に吸実性カメムシ類が府内全域で多発のおそれがあるとして、8月21日に令和7年度病害虫発生予察注意報第2号を発表した。

写真1:アオクサカメムシ成虫(触角第3、4、5節が黒色)体長12~16mm、写真2:ミナミアオカメムシ成虫(触角第3、4、5節が褐色)体長12~16mm(提供:京都府病害虫防除所)(提供:京都府病害虫防除所)

京都府病害虫防除所によると、8月中旬に行った黒大豆の巡回調査では、寄生株率は3.0%(平年1.4%)、25株当の虫数は1.4頭(平年0.5頭)と平年比多い。アオクサカメムシの予察灯(60W)(7月第3半旬~8月第2半旬の合計)は、京田辺市、亀岡市及び京丹後市で誘殺を認めなかった(平年並)。

イチモンジカメムシの予察灯(60W)への誘殺数(同上)は、京田辺市で1頭(平年:0.8頭)と平年並、亀岡市で13頭(平年:2.7頭)、京丹後市18頭(平年:2.0頭)と平年比多い。イチモンジカメムシの予察灯(BL)(同上)は、京田辺市で誘殺を認めず(平年:2.8頭)(平年比やや少ない)、亀岡市で2頭(平年:3.6頭)と平年並。

イチモンジカメムシのフェロモントラップへの誘殺数(同上)は、亀岡市で38.0頭(例年:12.1頭)と例年比多い。ホソヘリカメムシのフェロモントラップへの誘殺数(同上)は、京田辺市で60頭(例年:39.6頭)、亀岡市で59.4頭(平年:28.4頭)と平年比やや多く、京丹後市で28.4頭(例年:51.2頭)と例年並。

写真3:ミナミアオカメムシ(提供:京都府病害虫防除所)(提供:京都府病害虫防除所)

ミナミアオカメムシの予察灯(60W)への誘殺数(同上)は、京田辺市で8頭(平年:6.2頭)と平年比やや多く、亀岡市で17頭(平年:2.0頭)と平年比多く、京丹後市で誘殺を認めていない(平年並)(平年:0.0頭)。ミナミアオカメムシの予察灯(BL)への誘殺数(同上)は、京田辺市で2頭(平年:8.9頭)と平年並、亀岡市で16頭(平年:1.6頭)と平年比多い。

大阪管区気象台が8月14日に発表した1か月予報では、向こう1か月の気温は平年比高い予想。今後も吸実性カメムシ類の増殖や活動に好適な気象条件が続くと予想される。

写真4:イチモンジカメムシ成虫体長9~11mm、写真5:ホソヘリカメムシ成虫体長14~17mm(提供:京都府病害虫防除所)(提供:京都府病害虫防除所)

同所では次のとおり防除対策を呼びかけている。

(1)クズやレンゲ等の雑草が自生する場所は好適な発生地となりやすく、このような場所が周辺にあるほ場は、カメムシ類の被害を受けやすい。
(2)開花期直前から着莢期に成虫が飛来し、吸汁や産卵をする。成虫は好適な餌がある場所を求めて移動するが、幼虫はそのまま滞在し、黄熟期まで加害し続ける。
(3)黒大豆における吸実性カメムシ類の防除適期は着莢期から子実肥大中期である。着莢期から約10日間隔で2~3回薬剤防除を実施する。
(4)アズキにおける吸実性カメムシ類の防除は開花期直前から約10日間隔で2~4回実施する。
(5)薬剤散布の際は、薬剤が莢によくかかるよう丁寧に散布する。

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