農薬散布用ドローンを共同開発 丸山製作所・エンルート2015年10月13日
(株)丸山製作所と(株)エンルートは、このほど農薬散布用ドローン(マルチコプター)を共同開発することを発表した。
この農薬散布用ドローンは、中山間地域などの小中規模な水田や畑地での防除作業を行うことを目的に開発されたもの。大型の防除機による農薬散布作業や、有人・無人ヘリによる農薬空中散布作業が不向きなエリアでの防除作業に向け、今話題の最新技術を搭載たドローンを活用し、作業の省力化・効率化を図る。
(株)丸山製作所は、専門分野である散布装置の開発を行い、(株)エンルートはドローン(マルチコプター)の基本設計および開発を行う。
農薬散布用ドローンには次の特長がある。
1.高性能ジャイロを搭載し、飛行の安定を実現。
2.飛行高度安定機能付きで、操縦者の負担を軽減。
3.高速処理のGPSを採用。
4.モーター駆動により静音性を実現。
5.手元の送信機で確認できるバッテリー残量警告機能を搭載。
6.国産で信頼性の高い本格的なポンプを搭載、など。
共同開発機の発売時期や価格などは未定だが、今後、農業機械展示会などでサンプル機を展示していく。
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