『国際ドローン展』に「スカイマスター」を出展 丸山製作所2017年4月21日
4月19日から21日の3日間、千葉県の幕張メッセにおいて『第3回国際ドローン展』が開催された。今後、産業用をはじめ農業分野での活用も期待されるドローンの展示会だけに、注目度も高く盛況だった。


『第3回国際ドローン展』に、防除機大手メーカーの(株)丸山製作所は、産業用マルチローター型ドローンの先駆メーカーである(株)エンルートと共同開発した、最新鋭機種の液体散布用マルチローター「丸山のスカイマスター」MMC1500ACを出展し、注目された。
日本の農業は、耕作ほ場の大規模化が進んでいるものの、耕作面積2ha未満の小規模生産農家が大半を占めているのが現実だ。農業後継者の減少もあり、防除作業の省力化が求められている。
ラジコンヘリによる空散防除も行われているが、1機当たりの価格が高く、操作の難しさも、普及のネックになっていた。そこに登場したのがドローンによる空散防除だ。
「丸山のスカイマスター」MMC1500ACは、無人ヘリでも実績のある丸山農業用薬剤撒布ポンプを搭載、耐久性に優れ、メンテナンスが簡易という特長がある。
またアームが折りたためることから、コンパクトに収納でき、移動もラクにできる。さらに新型の専用送信機は、防塵、防滴性を向上させるなど、性能・装備もグレードアップしたが、最大の注目ポイントは、薬剤搭載量を9lの大容量にしたことだ。
1回のフライトで撒布できる面積が増え、1ha程度のほ場では、バッテリー交換なしで作業ができる。薬剤の入れ替え作業もラクになる。この機種は農林水産航空協会の認定取得前であるが、同社では近々の発売を検討している。価格も未定だが、1機300万円以下になる模様だ。
(写真左から)注目された丸山の出展ブース、 薬剤9L搭載可能な新型「スカイマスター」
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・女性の視点でバッテリー動噴を共同開発 JA全農と丸山 (17.01.31)
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