どこでも誰でも野菜作りを楽しめる世界へ IoTプランターやシェア型農園運営のプランティオに追加出資 ジェネシア・ベンチャーズ2020年4月27日
独立系のベンチャーキャピタル、(株)ジェネシア・ベンチャーズ(東京都港区)は、「みんなでたのしく野菜を育てる世界へ」をビジョンに持続可能な食と農を都市部に社会実装することをめざす、プランティオ(株)(東京都渋谷区 )に対し、シードラウンドに次ぐ追加出資を実施した。
プランティオへの追加出資を決めたジェネシア・ベンチャーズ代表取締役の田島聡一氏(写真左)とインベストメントマネージャー水谷航己氏
プランティオは、野菜を育てるカルチャーを広めることをめざし、人と農のコミュニティ&プラットフォーム「grow(グロウ)」を運営している。
「grow」は、都心のオフィスビルや商業施設の屋上でのシェア型コミュニティファームの運営や、野菜の育成状況などをAIで管理をするIoTプランターやアプリなど、野菜を楽しく育てるためのさまざまな情報コンテンツやアプリケーションで構成されるサービス群。
また、スマートフォンアプリ「grow go」は、みんなで楽しく野菜を育てる世界を実現するためのプラットフォーム専用アプリで、プランティオが運営するシェア型都市農園「grow FIELD」で開催されるイベントやワークショップの情報や、気になる野菜の育成状況などさまざまな情報を届ける。
イギリスの「キャピタルグロース」に代表されるように、海外ではコミュニティファームや家庭菜園を行う人が増えている。プランティオは日本でも、庭やベランダで野菜を育てる人が増えていることを、コミュニティファームの運営やタネ配布プロジェクトを通じて感じてきた。世界規模で食料不安が広がる中、フランスでは市民が野菜を育てることを、国を挙げてサポートする取り組みが始まるなど、いまや自分で野菜を育てることは地球や人類のために必要なこととして、世界的に注目されている。
今回の追加出資にあたり、ジェネシア・ベンチャーズ代表取締役で担当キャピタリストの田島 聡一氏は、「自然と都市のボーダーを意識することなく、人間と植物が共生する世界。効率性を追求してきた私たちは、まさにそんな本質的な豊かさへの回帰を求めていると思う。 まだ目に見えるプロダクトは何もない中、(プランティオ代表の)芹澤孝悦さんが想い描く世界に共感してシードラウンドで投資し、ここまで伴走してきたが、ようやく時代が追い付いてきたと感じている」とコメント。また、同じく担当キャピタリストの水谷航己氏は、「コロナショックによって農や食の在り方も大きな転換点を迎えた。このタイミングで、追加投資という形でプランティオを支援し、農や食の未来を創っていくことに改めてワクワクしている」と話している。
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