羽曳野市で循環型農業 廃棄資源でイチジクをブランド化 CFに挑戦中 ハッピーファーム2021年10月13日
新規就農者が立ち上げたのハッピーファーム(大阪府羽曳野市)は、羽曳野市で特産品のブドウとイチジクをコラボしたブランド農産物を作るため、クラウドファンディングで目標額の20万円を達成。さらに、廃棄資源をイチジクづくりに役立てる循環型農業をめざし、10月24日までネクストゴールにチャレンジしている。
ハッピーファーム園主の吉川幸一郎氏は、元プログラマーで農業とは縁がなかったが、仕事で農業に関する情報を調べるうち、スマート農業や企業の農業参入など、世の中の農業への関心が高まった。その一方で、担い手不足や耕作放棄地問題などの課題があることも知り、農業への参入を決めた。
大阪府はデラウェアとイチジクの生産量が全国3位。羽曳野市はブドウとイチジクの産地で、同社は2つの特産品をコラボさせたブランド農産物を作るためクラウドファンディングを立ち上げ、公開8日目で目標額20万円を達成した。調達した資金は、クラウドファンディング利用料、返礼品の発送費用などに充てる。
ネクストゴールでは、羽曳野市にあるワイナリーからワインの製造過程で出た搾りかすと、ブドウの剪定した枝が廃棄されることが多いことから、同社は、これらを原材料に、冬に約2か月発酵させて堆肥を作り、来年の春にイチジクの畑にまく予定。その資金集めと取り組みの認知度向上のため10月24日まで、ネクストゴールにチャレンジしている。追加の支援金は、ブランドイチジクのWEBサイトのデザイン費用に充て、実装を元プログラマーの自身が行うことで経費を削減して実現をめざす。
ハッピーファーム園主の吉川さん
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