ドローン市場 2027年に434億米ドル規模到達見込み2022年1月21日
グローバルインフォメーションは1月17日、市場調査レポート「ドローンの世界市場 (2021-2026年):産業動向・市場シェア・市場規模・成長予測・市場機会」(IMARC Services Private Limited)の販売を開始した。
世界のドローン市場は、2021年に221億米ドルの規模に達した。今後、2022年から2027年の間に市場は、年平均成長率(CAGR)12.56%で推移し、2027年には434億米ドル規模に達すると予想されている。
ドローン、または無人航空機(UAV)は、遠隔操作や自動制御ソフトウェアによって制御可能な、無人飛行ロボットを指す。ドローンは、リチウムイオン電池や太陽電池、燃料電池、ハイブリッド電池などの電源、ローター、プロペラ、カメラ、高度計、電波で通信するコントローラー、本体フレームなどで構成。ドローンのフレームは、通常、軽量な複合材料を用いて製造され、重量を最小限に抑え、飛行中の操縦性を高めている。これらのドローンは、建設、農業、法執行機関、対空射撃訓練などの軍事活動、情報収集、交通・気象監視、消防、捜索・救助活動などによく使われている。
市場の動向
軍事・防衛分野における状況認識能力の向上に対する需要の増加は、市場の成長を促す重要な要因の一つ。また、建設業界の大幅な成長が、市場の見通しを明るくしている。ドローンは、地理情報システム(GIS)、マッピングサービス、光検出・測距システムとともに導入。これらのシステムは、土地の測量、常に信頼性の高い地形情報の提供、安全性の向上、危険な状況の回避に役立つ。
例えば、コロナウイルスによるホットスポット周辺の封鎖期間中、人々の動きを監視するために監視用ドローンが採用。さらに、カスタマイズされた高度な技術を持つ機種の開発も、市場成長を後押ししている。ドローンは、騒音を最小限に抑えたり、狭い場所を通過したりするなど、商業用途に合わせた改良が可能。また、熱センサーや暗視カメラを取り付けて効率を高めることもできる。加えて、ヘルスケア業界では、ワクチン、医療用品、医薬品の迅速な配送のためにドローンの利用が増加しており、これが市場をさらに牽引すると考えられる。
世界のドローン市場における主な企業は、3D Robotics、AeroVironment Inc.、Birdseyeview Aerobotics Inc.、Delair SAS、DroneDeploy Inc.、Intel Corporation、Parrort SA、Precisionhawk Inc.、SZ DJI Technology Co. Ltd. (iFlight Technology Co.Ltd.)、Terra Drone Corporation、The Boeing Companyなどが挙げられる。
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